#BSMAC2024 の記事になります。
BSMアドベントカレンダーは12月1日から25日にかけてクリスマスまでの期間をカウントダウンするカレンダーです。期間中マガジン(記事)をbackspace.fmの運営メンバーおよびBSMの会員の皆さんで毎日投稿します!詳細はこちらから。
【はじめに】
お世話になっております。
(自称)BSM 日本酒伝道師 Togassy です。
今年は日本酒イベントや、酒蔵イベントのスタッフも行いました。
将来的には、夫婦で日本酒を中心とした憩いの場を作ってみたいと思っています。
さて、今年のテーマは 「日本酒イベント」 。
蔵開きや、酒屋さんの試飲会など日本酒イベントの種類は様々です。
参加してみると楽しいのですが、日本酒かつイベントである以上 ハードルが高く思われがち。
しかしながら、イベントには「日本酒の印象」を変える力があります。
今回は、日本酒イベントの魅力と楽しみ方、お薦めのイベントをご紹介させて頂きます。
【日本酒イベントの魅力】
・全国各地の酒蔵を一度に知る事ができる
全国・各地域の酒蔵が複数集まって開催されることが多いので、
一度に多くの酒蔵さんと出会うことができます。
日本酒は、造り手の技量や考えで味が変わりやすい飲み物。
造り手の話を聞きながら、お酒を飲む機会というのは中々ないと思います。
お薦めの飲み方や、ペアリングなどを伺うのも楽しいかもしれません。
・様々な種類の日本酒を楽しめる
大規模イベントほど、数十~数百の日本酒が集まることが多いです。
その為、純米大吟醸からスパークリング日本酒、
梅酒やクラフト サケまでバリエーション豊かな日本酒に触れることができます。
この味は苦手でも、この味は美味しい といった、
その人にマッチングしたお酒に出会える可能性は高いです。
非売品など、イベントの為に用意されたお酒を飲める場合もあるため、ファン心をくすぐります。
・フードとペアリングを頼むことも出来る
最近のイベントでは、フードトラックや有名飲食店が参加して開催されるイベントが多くなりました。
予約困難・高価格帯 のお店が出店する場合も。
日本酒と共に楽しめる貴重なタイミングです。
酒蔵さんに 「どういった食事と合いますか?」 など、
コミュニケーションをとっていただき、食事を引き立て、日本酒の良さも出せる組み合わせを探してみてください。
【日本酒イベントの楽しむコツ】
・好みのお酒を探す
甘味や旨味は代表的ですが、近年では「酸味」を伴ったお酒や
低アルコールのお酒も出品している場合が多いです。
目的の酒蔵がない場合は、
・各ブースの「日本酒の味わい説明欄」を確認する
・酒蔵さんに
「普段、甘いお酒や食べ物が好きなのですが、お薦めのお酒ありますか?」
「こういうフードを持っているのですが、こちらに合わせるお酒はありませんか?」
とコミュニケーションをとる
などで選ぶことによって、ミスマッチが減ると思います。
慣れてきたら、好みの反対のお酒を頼んでみるのも...?
また、同じ酒蔵で精米歩合(米の削る割合)が違う、
「純米大吟醸・純米吟醸・純米」違い
「原料米の種類」違い
などの、マニアックな飲み方も楽しんでみてもいかがでしょうか。
・「水」をしっかり飲む
日本酒は、アルコールが15度前後と他の飲料に比べれば高いため、
少量でも飲み続けると酔っぱらいやすいです。
イベントは、立ち飲みの場合が多いため、
長時間滞在する場合は、疲れでアルコールが回りやすくなる場合もあります。
様々なお酒を安全に楽しんで頂くためにも、
事前に水を購入、または会場内で購入・配布されている水を
手に取っていただき、
「1杯飲んだら 水も補給する」
を心掛けていただければと思います。
イベントによっては、酒蔵さんがお酒を仕込んだ時に利用した「仕込み水」 を持参してくれる場合もあります。
【お薦めのイベント】
私が、実際に参加したことがあるイベントで、
初心者の方もお楽しみいただけるものをご紹介いたします。
・CRAFT SAKE WEEK
元サッカー日本代表 の「中田英寿」さんがオーガナイザーとなり、企画しているイベント。
毎年、4月中旬から下旬にかけて 六本木 で毎日開催され、
全国各地の酒蔵さんが日替わりで登場いたします。
今年は総勢「120蔵」が参加。
「十四代」や「新政」 など、人気が高く 入手困難な酒蔵さんから、近年人気が出てきている酒蔵まで、最新・人気トレンドを楽しめるイベントです。
飲食店のブースも展開されており、ミシュラン星付き のレストランなども出店。
一流の日本酒と一流の食事を堪能できます。
・SAKE PARK
和歌山の酒蔵「平和酒造」さんが中心となり、企画しているイベント。
渋谷の「MIYASHITA PARK」 を会場に、
今秋に開催された際は、国内33蔵 + 海外蔵 が集結し、
2日間に渡って開催されました。
渋谷という好立地な場所だけあって、気軽に参加しやすい事、
お酒の販売も行っていることが特徴です。
CRAFT SAKE WEEK もですが、生バンドやDJの演奏も楽しめるため、
良い雰囲気の中でお酒をお楽しみいただけます。
・若手の夜明け
「camo株式会社」 さんが企画しているイベント。
「これからの日本業界を担う若手蔵・杜氏が集い、自慢の日本酒を紹介するイベント」 と銘打っています。
東京・大手町や埼玉スーパーアリーナ けやき広場 などで開催されてきました。
今まで紹介させていただいた、2つのイベントに比べて、
「新進気鋭」の酒蔵や、若い蔵人がアイデアを出して醸造したお酒が出品されます。
代表例としては、
「クラフトサケ(日本酒の造りに、ホップやフルーツなどを入れて発酵させるお酒)」
を造る酒蔵さんの出店があります。
このイベントでは、「ガイドツアー」 が存在しており、
テーマに沿って複数のブースを案内し、
ガイドや蔵人のお話を聞きながらお酒を楽しむことができます。
日本酒業界の次世代の造り手の熱気ある空間を、ぜひ楽しんで頂きたいです。
(BSMのバルシャークさんに、昨年の若手の夜明けを楽しんで頂き、
動画に掲載して頂きました。雰囲気が伝わる良い動画ですので、ぜひ!)
・日本酒ゴーアラウンド
毎年10月1日「日本酒の日」に、東京や仙台、大阪や神戸など全国各地の都市で開催されるイベントです。
特定の会場に酒蔵が集まるわけではなく、繁華街の飲食店と酒蔵がコラボ。
「参加証のバッチ」を購入したうえで、複数店舗をはしご酒していくイベントです。
日本酒1杯は無料になり、お通しや追加のお酒と共に楽しみ、
また次のお店へ...
知らないお酒やお店との出会いは一期一会。
新規開拓、再発見の機会にもなりますのでぜひ!
【おわりに】
日本酒を人にお薦めする活動をしている私ですが、
深い魅力を知ったのは、イベントがあってこそ。
造り手のお話を伺ったり、
周りの知らない人たちと「これ美味しかったですよ」と、
乾杯したりと、非常に暖かいイベントが多いと思います。
心から応援できる人に出会うことが出来るかもしれないのは、
嬉しい事だと感じます。
今回ご紹介した以外にも、全国には様々な魅力的なイベントが目白押しです!
ぜひ、お近くの日本酒イベントに立ち寄ってみてください。
その際、ほろ酔いの私がいれば、ぜひ乾杯させて頂ければと思います。
日本酒で乾杯!
※過去のアドベントカレンダーに、お薦めの日本酒を紹介しています。
年末年始のお供にぜひ。
2023 日本酒ビギナーにお薦めしたい 一杯
https://backspace.fm/recommended_sake_2023/
2022 日本酒の魅力とクリスマス・お正月にオススメしたい5本
https://backspace.fm/kurisumasuozheng-yue-niyin-ndeitadakitairi-ben-jiu-nxuan/
カレンダー期間中の記事一覧は以下からご覧いただけます。最後までお読みいただきありがとうございます。