#BSMAC2024 の記事になります。
BSMアドベントカレンダーは12月1日から25日にかけてクリスマスまでの期間をカウントダウンするカレンダーです。期間中マガジン(記事)をbackspace.fmの運営メンバーおよびBSMの会員の皆さんで毎日投稿します!詳細はこちらから。
おはようございます、こんにちは、こんばんは。人生は、旅。Santoです。海外では、SantaさんやSantosさんと間違われます。格闘ゲーム界では、Norimaking (ノリマキングのつもり)と名乗っていますが、2024年7月のEVO(Evolution Championship Series) in Las Vegasで、"ノリ メイキング!"、と呼ばれて愕然としました。英語だとそうなるよなぁ。おかげでEVO初勝利を収めることができました。
さて、私、世界一周航空券と言う特殊(で格安)なチケットを使って、2022年、2023年に世界を一周ずつしました。現在三周目の途中(ホノルル)ですが、アドベントカレンダー企画の機会に、「世界三周」というお題で投稿させていただきます。因みに、日本時間の12月9日0時、ホノルル時間の8日5時にホノルルマラソンスタートの号砲(花火)が鳴り、無事にStart to Park 10Kを走り終えました。これはフルマラソンと同時にスタートして、最初の10kmでゴールするコースです。で、本稿もラストスパートに入り、日本時間の12月10日6時(ホノルル時間9日11時)に公開されるはずです。
旅行の状況、感想や時々の悪態などは、動画、ライブ配信アーカイブとしてYoutube※ Norimaki310のYoutubeチャンネルに投稿しています。三周目のライブ配信は120回を超える調子の乗り方です。本稿では、自分を含めた将来の旅行者が旅行する時に参考になりそうだと思う事項を、まとめてみる事にしました。なお、すべて個人旅行、つまり計画、予約を全部自分でやるスタイルの話になります。
□世界三周の概要
まず、私の世界三周のあらましをまとめて見ます。
世界一周の始まり
2019年、ブリティッシュハードロックの雄、Deep Purpleが、新譜発売記念のUKツアーを行う、と言う情報が入り、新譜の予約とともに、UKツアー5箇所中4箇所のチケットを入手しました。私が中学生の時、同級生に誘われて、全く経験の無いドラム担当としてバンドに参加し、最初にやった曲が、Deep PurpleのSmoke on the Waterでした。Burnと言う曲を中2の時に毎朝聞いてから登校するくらい、大ファンになりました。メンバーも歳取ったし、生で見られる機会もそれほど残されていないと思ったので、速攻で決めてしまいました。しかし、その後、感染症予防のための旅行自粛により、ツアーは延期。2年経ったころには、チケットの事も忘れてしまうほど諦めていました。ところが、突然メールが来て、2022年秋、ツアー開催の報を受けました。チケットはそのまま有効とのこと。早速、航空券を予約しようとしたのですが、あまりの高騰にビビり、ふと思い出した世界一周チケットを調べて見ると、成田~ロンドン往復チケットより安い!早速世界一周チケットを買い、Deep Purpleついでに世界を一周する事にしたのです。
世界三周のあらまし
2022年に始まった、世界三周ツアー、その訪問都市を時系列に並べてみました。また世界一周旅行の狭間に旅行した主な都市も並記して見ました。
■一周目:October 6 to December 11, 2022
Tokyo → Copenhagen → London → Leeds → Birmingham → Manchester → London → New York → Las Vegas → San Francisco → Honolulu → Tokyo
▶挾間:June 9 to July 8, 2023 Honolulu
■二周目: July 27 2023 – September 24, 2023
Tokyo → Honolulu → Las Vegas → Toronto → London → Copenhagen → Bangkok → Kuala Lumpur → Singapore → Taipei → Tokyo
▶狭間:January 25 to 30, 2024 Taipei
July 17 to 26, 2024 Las Vegas
September 16 to 18, 2024 Nagasaki
October 4 to 6, 2024 Kochi
October 18 to 21, 2024 Kaohsiung
■三周目: November 3 2024 – December 20 2024
Tokyo → Frankfurt → (Paris → Frankfurt:この往復区間は別途購入) → Honolulu(今ここ) → Guam → Tokyo
世界三周の間の訪問都市は、Tokyoを除いて全17都市。HonoluluとLas Vegasは、毎年行っています。また、トランジットを含めると、San Franciscoにも毎年行っています。特に二周目の最初のフライトは、Tokyo → San Francisco → Honolulu、その後、再びSan Francisco経由のLas Vegasと二回目の訪問。面白そうだから選んだだけの、ちょっと疲れるルートでした。久々のSan Franciscoでの米国へ入国でしたが、Honoluluで入国する方が、圧倒的に早く簡単に感じました。定常的に日本人の入国者数が多く、自身の入国回数も多いからかなぁ、と思いました。なお、米国への入国手続きの簡素化手続き、Global Entry (グローバル・エントリー)プログラムがやっと今年11月27日に正式に動き始めたみたいです。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、米国内の国際空港に設置されている、いつもガラガラのTSA precheckレーンを使えるようになります。今年4月に申し込もうかと思ったのですが、面接もあって3ヶ月はかかると言うことだったので、7月のLas Vegasに間に合わないと思ってやめた経緯があります。
さて、一周目と二周目は、ビジネスクラスだったので、長距離フライトも苦にはなりませんでした。ところが、三周目には、ビジネスクラスの世界一周チケットが、まさかの売り切れで発注できず、エコノミークラスで一周しています。まさか、流行っているのか?と、心配にならざるを得ません。今年1月のLSK写真展の時にパリに行く事を決めてホテルは予約したのですが、その時点で世界一周をするつもりはなく、またパリ行きを再検討する期間もあり、世界一周する意思決定は7月と、だいぶ遅かったのが影響した気がします。予約はできるだけ早い方が良いですね、変更は可能です(電話でしか変更できませんが)。
□旅行計画
旅行計画は、まず訪問先と日付を決めないと始まりません。世界一周旅行にあたっての訪問先は、もう一度行きたい場所を選びました。会いたい人がいる場所、想い出の深い場所、すごく好きになった場所。それを一筆書きで選んでチケットを用意しました。
航空券(大移動)
世界一周チケットという特殊な航空券が、Star AllianceとOne Worldと言う二つの航空会社グループによって提供されています。日本で言えば、ANAとJAL。それぞれのグループに属している航空会社の路線を使って世界一周のチケットを予約、発券します。と言っても、現在はすべてオンラインで手続きが完了し、チケットもQRコード等の発券になるので、スマホは必須ですが、大変簡単で便利です。ルールは簡単で、移動の方向が一方向で一筆書き。最初のフライトが東向きなら、最後まで東向きの移動のみで世界を一周します。また、有効期限は365日、途中降機は15回までで、運賃は経路によって多少上下しますが、エコノミークラスで50万円、ビジネスクラスで100万円を超えることはあまりないと思います。有効期限内であれば、途中別途購入した航空券で別の場所に行ったり、一旦日本に帰ったり、と言うことも問題無くできます。
Star AllianceとOne World、どちらのグループも、ウェブサイトを提供していて、フライトの計画を策定し、チケットの購入、発券まで行うことができます。もし、たまっているマイルや持っているステータスがあればそのグループを選ぶのがよさそうです。もし、その様な関係が無ければ、両方で計画して良い方を選択するのがよいかもしれません。もし、ファーストクラス、ビジネスクラスのチケットを取るのであれば、持っているステータスに関係なく、十分なサービスを受けることができるので、フライトの便利さ(早朝、深夜移動がない)だけで選ぶのが良いと思います。すでにフライト計画策定ガイダンスのご希望をいただいているので、onlineでフライト計画の作り方講座を実施するご案内をすると思います。是非ご参加下さい。なお、現時点で、ファーストクラスの便の運航はごく少なくなっているので、例えば、東京→欧州(パリ、フランクフルト、ロンドン)と東京→ニューヨークくらいしかファーストクラスの便は飛んでいませんので、それ以外の区間はダウングレードされた、ビジネス、あるいはエコノミープラスなどの席になると思われてます。
また、東回り、西回りも悩むところかも知れません。自分の場合は、それぞれメインイベントで旅程を決めたので、西回り2回、東回り1回となりましたが、時差ぼけについては特に大きな違いは感じませんでした。強いて言えば、西回りの方が楽だと思います。東回りは、最後に東南アジアを順に沢山回れて楽しかったです。逆に西回りは最後にホノルル、グアムでゆっくりできて、楽しいです。
宿泊
ホテルを探す時は、マップから探して絞り込みますが、booking.comやTrip.comなど複数のアカウントを作っておいて、条件を比較して決定、予約します。ポイントは、場所(駅・バス停、周辺のお店分布)、値段、部屋仕様。自分はヒルトングループのステータスを持っているので、ヒルトングループを優先して使ってきましたが、日本に比べると海外のホテルの質は低く、そのくせ値段が高いので、今後はAirbnbも使いたいと思っています。今年、コペンハーゲンに1ヶ月住む計画を考えていたのですが、パリフォトのためにどうしても11月以降の滞在になるため、デンマークの寒さを考慮し(コペンハーゲンに住む友人も同意してくれました)、住むのは翌年度以降に延期しました。その計画中に探したのがAirbnb。キッチン、ランドリー付きでも十分に安い部屋が沢山ありました、泊まりたい!因みに、現在滞在しているHilton Hawaiian Villageでは、10月一杯、従業員のストライキが行われていて、部屋の清掃を始め様々な不便が生じていたらしいです。現在は落ち着いていて、幾分か従業員の方々の表情が明るい気がしています。
洗濯
長い旅になると、洗濯が重要なテーマです。ホノルルではキッチン、ランドリー付きの部屋を借りたのですが、その他の都市で数日間以上滞在する場所では、コインランドリーを使いました。コインランドリーの利用者は旅行者が多いので、あまり緊張しなくて良いです。でもロンドン、ラスベガスでは、地域の方々が多かったので、ちょっとビビりました。ロンドン、ラスベガス、バンコク、クアラルンプール、シンガポール、台北の各都市のコインランドリー事情はすべて動画にしてあります(あるいは今後動画にします)ので、ご参考になれば幸いです。ちなみに、実は最初の旅行の時、コペンハーゲンのホテルの部屋で自力で洗濯に挑戦したのです。グッズも買っていって、張り切ってですね。しかし、一回で疲労困憊して、すぐにやめました。着るものをすべて薄くて速乾性のものにするなど、工夫しないで自力洗濯生活をしようとすると、時間と体力が割に合わないので、やめた方がいいです。
ローカルの移動
近距離の飛行機、列車、バス、タクシーによる移動は、頻度も多く、場合によっては旅行における難関になります。
しかし、最近はスマホのマップを活用する事によって、日本国内と同様に安心して移動することができる状況になっています。ですから、国内でマップを使った移動に慣れておくと、同じ感覚で世界を旅できます(一部地域、例えば韓国ではgoogleは機能せず、Naverマップ一択。googleマップより便利でした)。また、非接触サービスが発達していて、飛行機はすべてonlineで手続きできるし、タクシーもUberなどを利用すれば一言もしゃべらなくても目的地に到着できます。そのためには訪問先でスマホが使えるように準備しておく事が必要ですが、それはもう必須、と言って良いと思いますので、後ほど自分の例を申し上げたいと思います。少なくともスマホの準備ができて、訪問地域のUber的サービス提供の有無を確認し、必要なアプリの準備(アカウント、支払方法の登録)をして置けば、歩きとタクシーで、ローカルの移動はなんとかなります。列車、バスは、料金の支払いのハードルがありますが、apple payやローカルの交通系ICカード(因みに私は世界の交通系ICカードコレクター)を使えば、日本国内と同様に移動可能です。列車、バスの方が効率的に移動できる場合も多く、料金も安価である場合が多いと思いますし、何より地域を(観光地では地域の観光客を)、肌で感じられると思うので、私は好んで使っています。
スーツケース
ビジネス以上は32kgまで2個、エコノミークラスでは、23kgを1個、無料で預けられ、機内持ち込みは10kg以下を1個と身の回り品1個のケースが多いです。機内持ち込みはLCC以外は重量はあまり厳しく言われない印象です。また、お金を出せばいくらでも預けられます。機内に持ち込めるサイズ1個で1万円くらいから。今回、三周目、エコノミークラスの私の荷物は、ケース大1個、小1個、機内持ち込み(ケースor Cabin zero)1個。
往路は、ケース小1個をケース大に入れて、預ける荷物は1個の場合が多いです。現地へのお土産が多かった今回は、最初から2個預け。Cabin zeroはケースに入れて、小ケース1個を機内持ち込みにしました。航空会社のステータスのおかげで、エコノミークラスでも23kg×2個の恩恵を受けられました。たぶん最後までこのスタイルで行くと思います。
空港あるいは空港直結列車駅までタクシーの場合は、ケース2個でも簡単ですが、浅草線蔵前駅など、エレベーターが方向別で、且つ駅の端っこ、というケースも多く、歩道や横断歩道を移動するため、大変疲れます。歩道の傾斜や凹凸、点字ブロックは、ケースの小さい車輪にとっては大敵になります。ケース2個転がすには、慣れが必要です。
□パッキング
パッキングにあたっては、まず持っていく物のリストを作ります。ビジネスクラスだと過去のリストを見ながら適当に集めてケースに入れていくのですが、素麺などの割れ物はタッパーケースに入れる、Tシャツはクッションにする、隙間は緩衝材で埋める、程度の方針で適当に詰めても大丈夫です。しかし、23kg、しかも1個となると、パッキングしては重量を量り、取捨選択していく必要があります。その際の方針としては、密度が高く総重量も重いもの(ノートPCとか本とか)は持ち込み荷物に優先的に入れる事、持っていく物の優先順位を一定の期間をおいて複数回行って、本当に必要かどうかを見極める事、が提案できます。
持っていくべき物
今回の旅行計画にあたって用意した持ち物リストを公開します。1か月超えのホノルル滞在中の自炊を見据えています。しかも、機内持ち込みに付加を掛けることによって、預け入れ23kg一個でも耐えられる内容です。
以下、一部の詳細と補足を載せます。
コスメバッグの中味
シーブリーズ deo & water(verbena cool)、AG24deo(制汗スプレー)、ジェットウォッシャー、電動ハブラシ、きき湯、ピュオーラ、リップクリーム、Origins Peace of Mind(リラックスクリーム)、シーブリーズ、Roht G、毛抜き、ハサミ、爪切り、SK II(化粧水、クリーム)、コルゲンうがい薬、Sun Bum(現地調達の日焼け・日焼け冷ましクリーム)
その他小物
ワインオープナー(栓抜き付き)、ワインボトル蓋(シリコン製で注ぎ口にもなるヤツ)、メモ用紙、サインペン、ポリ袋、ジップロック袋、ショッピングバッグ、保冷バッグ、醤油、七味唐辛子、塩、胡椒、小型羊羹など普段疲れたときに食べる甘味
服装
欧州では、長ズボンに長袖シャツ、アウター、太平洋では半ズボンにTシャツが基本。室内ではリラックス着に着替えています。ランニングウェアを室内着にする事もあります。ホテルプールでの日光浴には室内着のまま行きます。長ズボン、半ズボンは、Wakuブランドです。旅には最高です。ただし、寒い地域に行くときはヒートテック等で重ね着するのが良いと思います。私は、ヒートテックを着るときはその下にエアリズムを着ています。汗の処理がその方が気持ちよい気がしています。
そして足元の靴。スパイクレスの柔らかい革製のゴルフシューズ(真っ黒)、Onのサブスクランニングシューズ(真っ白)、そしてReefのビーサンです。
モバイル通信
マップ機能とチケット機能が快適な旅行に必須となった今、現地でのモバイル通信は必須です。自分の経験では、グローバルwifi、現地Sim(AT&T)、eSim(Ubigi、Mobimatter)を使ってきて、3年まえからeSim(Mobimatter)に落ち着いています。ライブ配信をしようと思うと、数十GBの容量は必要で、さらにマップ確認等のためにもう一台、合計2台分のeSimを契約しています。
グローバルwifiは、ルーターをレンタルして複数のデバイスを接続する方式で、ライブ配信など大容量の用途がなく、世界一周など幅広い複数地域でなく、数日間のように短期間であれば、良いかもしれません。現地Simは、AT&Tを使っていました。、初年度は上手く安価に契約できたのですが、更新時点で年間契約となって100ドル超え、且つ、容量も小さかったので、やめました。現在、ライブ配信用に30GB/30日で約25ドル、欧州+米国で使えると言うプランを使っています。Mobimatterと言うサービスで、広範囲のエリア設定もあり、金額もリーズナブルな価格だと判断して使っています。昨年度はライブ配信なんて考えてなかったので、「3GB/30日9ドル」レベルの契約をしていました。アジア全体(日本以外)のような便利なプランも多いし、短期間から365日有効までと、有効期間も幅広い種類が用意されているので便利です。
ケース・バッグ
スーツケース:RIMOWA Essential Trunk Pluss白、Essential Cabinオレンジ、Original Compact金(二輪古いモデル) ※オレンジも金も、白に入れることができます
バッグ:cabin zero Classic Cabin Backpack 36L Sage Forest、bellroy Venture Sling 10L カメラエディション、naheのショッピングバッグ ※cabin zeroは機内持ち込み最大サイズ
スーツケース三個持ちはそもそも難しい上に(2周目San FranciscoでグレーのRIMOWAを買って白、オレンジ、グレーの三個持ちになりましたがすべて4輪なので、なんとかなりました)、今回は二輪が一つあるので、それを小さい4輪に載せて移動し、二輪は機内持ち込みにします。cabin zeroはお買い物に役立ちます(一杯に詰めると、かなり重くなりますが、かなりの量が入ります)。
補足
・軽量Hydro Frask 700mLは、広口の保温・保冷ボトルの軽量タイプですが、アクエリアス粉などを溶いてドリンクを作る、麦茶パックで麦茶作る、ワインを買って、中味だけを運搬する、など大活躍します。保温、保冷でなくても、軽量の500から1000mLのボトルは使い勝手が良いです。複数持ち、おすすめします。
・ホテル室内履は、ホテルに時々あるふわふわのスリッパ。
・本は、適当に選んだ文庫本、カバー無し。日光浴の時によく読みます。今回は、「ゆるい生活」(群ようこ)、「うつくしい人」(西 加奈子)。
・iPad miniには、自宅のハードディスクビデオレコーダーをネットで操作できるアプリを入れて、予約を追加したり、録画された番組を見て消去し、録画可能容量を空けたりしています。Youtubeを見るのもiPadが多いです。
・傘は不要。カッパはフランス、ドイツで役に立ったけど、ホノルルだけならカッパも不要
□旅の基本スタイル
どこ行く?
どの町でも、自分が行きたいと思う、共通の場所の分布をまずマップで確認します。 例えば、景勝地、観光地、スーパーマーケット、デパート、ショッピングセンター、美術館、博物館、水族館。コンサート、演劇、ミュージカルなどのイベントも、Ticket Master(US、UKと国地域で異なります)などで探して、行きたいものがあればスケジュールを決めて(これが難しいんですけど)、チケットを取ります。スケジュールは、想像力です。毎日をどの様に過ごすか、想像して計画しないとチケットは買えませんので、適当にでも計画は作りましょう。現地に行っても、どうせ適当、というか、なかなか思う様には行かない事も起こりますので、色々変更が生じます。動かせない予定と動かせる予定を上手く現地で組合せて、日々計画しながら過ごすことになると思います。それを嫌がらず、むしろ楽しむのが個人旅行だと思います。
移動は?
ローカルの移動は、出来るだけ、地元の交通系ICカード(ロンドン、パリ、コペンハーゲン、トロント、ラスベガス、サンフランシスコ、オーランド、ホノルル、台北、シンガポール、バンコク、クアラルンプール)を入手して、ローカルなバス、列車を利用します。ただ、10年前のICカードがそのまま使えたのは、ロンドン、サンフランシスコ、台北だけでした。そして、歩く、と言う選択肢も常に頭に入れて、無理はしないが、いけると思ったときは思い切りいく方針で、歩いています。自転車が借りられる時は、借りる事も有りますが、特に欧州は「自転車は車両」という感覚が強く、走るスピードも速くついて行けない事も有るので、歩き優先で判断します。歩くスピードで感じる事、発見する事が、自分にはとてもちょうど良く、楽しいし、大切だと感じます。人間スケールの感覚、とでも言いましょうか。写真などを撮るのにも都合が良いですし、記憶にも残りやすい気がしています。なおUber的なサービスは、LyftとGrab(東南アジア)を使ったこともあります。グアムでは、Stroll Guamと言うグアム特有のサービスのアプリをスマホに入れて使ってみます。
現地に着いて最初にする事は?
ホテルの部屋に入って荷ほどきをします。今後の毎日の服装を選んでハンガーに掛けておいたりします。洗面道具を洗面台に並べます。時々、几帳面。外出時に持っていく物をケースから出して机とか引き出しとかテーブルとかに並べて、バッグに入れておきます。パスポート、お金、クレジットカードは、基本的にズボンのチャック付きポケットに入れます。ホテルの周辺の地図をじっくり見て、続いて周辺を歩きます。スーパーマーケットなどを見つけて、水、ヨーグルト、ビール、ワインを調達します。今や、小さなスーパーでもクレジットカードのタッチ決済は常識のようですので、日本国内でも使って慣れておくと安心です(私は今回の旅行で初めて使っています)。
Youtube
最初の世界一周旅行の前に、Youtuberでもあるドラム講師さんに、旅行中に動画作って投稿したら、と提案頂いて、チャンネル作って動画を作成、投稿し始めました。一周目は完結しましたが、二周目は、コペンハーゲンの途中で止まってしまいました。その後のアジア編、面白かったんですがねぇ。そして三周目にして初めて、Youtubeのライブ配信を取り入れました。大容量のeSIM通信容量が必要となりますが、記録の取り方としては大変気に入っています。もう、120本を超えました。ただ、演出なし、ひたすら自分のための記録なので、ちっとも面白くないと思います。それでも見に来て下さって、コメントまで頂ける方々、いつも本当にありがとうございます。一人じゃないって、実感できて、こころ強く、本当にうれしいです。特に、よはんさん、りとるさん、さとみさん、EIKOさん、けんたさん、ふじやまさん、感謝です。今ごろになって、やっとYoutuberの皆さんが、手ぶれ、画質、音量、音質について追求なさっている状況が分かるようになりました。分からないまま購入して積んである機材を少し活用しようと思い始めました。ただ、たぶん、スマホを手持ち、というスタイルを大きく変更はしないと思います。面倒だから、という気持が、自分の中では、勝ってしまいます。ただ、手持ちで歩きながら、は、なるべく少なくした方がいいな、とは思っています。
英語
なんとか動機づけして、毎日楽しく学ぶ環境を実現する、と言うことに尽きると思います。何を実現したいのか、そこが明確でないと、語学は身につかないと思います。自分の場合は、人に会うことが動機です。会って話すこと、コミュニケーション(全員そうか!?)。自分の考えや感想を説明し理解してもらいたい、自分が知りたいことを質問したい、相手の考え、感想、情報を理解したい、と言うのが動機です。
私は中学生の時に英語の塾に行かせて頂いていました。そこは、板書された英文法をノートに写させ、それを生徒に読ませる、と言う、非常に単純な教育方法でしたが、板書の内容が秀逸だったのでしょう、私にはとても面白く思えました。英文法は好きになったと思います。そして、高校生の時にLL学習というのがあって、あまりにも英語を聞き取れないことに愕然とし、夏休みの間、東後勝明先生という発音の上手なNHK英会話入門というラジオ番組をテープに録音し、繰り返し聞いて復唱していました。内容も面白かったけど、先生の発音が美し過ぎて、ご本人のお顔を写真で拝見した時に、一瞬ギャップに打ちのめされましたが、すぐに好きになりました。その後、自ら話す、と言う機会は少なかったのですが、就職後、現地のコーディネーターとともに、欧州の環境技術調査に行かされました。コーディネーターが全部訳す、と言う話しだったので、のほほんとしていたら、何一つ訳さず、知らん顔して、こちらに話せと促すのです。いまでも、大嫌いですが、その時、真っ赤になっていたと思うのですが、とにかく頭に浮かぶ単語を並べて、必死で、10日間くらい、コミュニケーションに励みました。そのショック(大嫌いなあいつのことでは無く、自分の聴き取りとしゃべりのレベルの低さ)が、改めて聞く、話すのトレーニングをするきっかけとなりました。選んだのは、遠山顕先生のNHK英会話入門(何度も同じプログラムに入門している)。このプログラムがとても良かったです。録音して、暇な時はずっと繰り返し聞いていました。リピートもちゃんと練習しました。おかげで、少しずつ、聞く、話すことの力がやっとついてきた様な気がしました。英文法に関しては、いまではもうすっかり忘れたような気がしますが、入院していた時に、一億人の英文法、という紙がすごく薄くてページ数がすごく多い英文法の画期的な本を見つけ、読破しました。今や面白かったと言う記憶しかないですが、たぶん、言葉の構造とかイメージとかが少しだけ定着した分、英語が面白いと感じられるようになった気がします。今、ELSAスピーキングというアプリで、出来るだけ毎日練習するようにしていますが(一週間に3回もやれば良い方)、これは発音の評価がめちゃくちゃ厳しくて、自分を思い知らされます。でも、とても良い教材だと思います、毎日、したい。毎日コツコツやるのが、本当に苦手なんです。
□再訪していない都市と今後と最後
ブリスベーン、シドニー、メルボルン、北京、ムンバイ、ヨハネスブルグ、ベルリン、ハンブルグ、アムステルダム、ニューキャッスル、グラスゴー、ケベック、ボストン、モントリオール、ワシントン、オーランド、バンフ、バンクーバー
一度訪問して、再訪していない都市が18都市ありました。しかし、次々と移動をつづける旅は、もうしない気がします。簡単に言うと、面倒w。格好いいことを言うと、文化、気候、地勢など場所によって違いは大きすぎて、把握仕切れない一方、人類自体は大きくは違わない部分を沢山持っている印象があって、絶望感と満足感が相まって、何か落ち着いた感情になっています。知り合いと会う、ということになったら、考える余地なく、会いに行くと思いますが。
一方で、移動が苦にならない、軽装の旅行、キャンピングカーの旅行、あるいは徒歩の旅。その様な旅行に興味がわいています。いや、毎日の移動も旅行、という感覚も芽生えてきました。とはいえ、取りあえず、2025年7月にLas Vegasに行ってEVO 2025に参加し、11月にParisに行って、Paris Photoに参加するかもしれません。今回、押しつけのお使いをさせていただいた写真家の中藤毅彦さんも、そのお使いの様子をライブ配信した時に、現地のギャラリーオーナーと、来年パリフォトの時期にパリで展示会をすると言う話しになっていましたし、もしそうなったら是非行きたいと思っています。
最後に
三周目の世界旅行に出て、良かった、と思っています。パリフォト、ありがとう、LSK、ありがとう、backspace.fm、ありがとう。自分にも、また、興味が沸いてきました。今後も、さらに自分を大切に、生きていきたい。「ぎゅわんぶらぁ」注1で無くても、自己中心派を名乗って良いですか?
注1 『ぎゅわんぶらあ自己中心派』(ぎゅわんぶらあじこちゅうしんは)は、『ヤングマガジン』1982年1月4日号から連載された片山まさゆき作の麻雀漫画である。(ウィキペディア)
過去の関連記事
世界一周、若くないんだから旅程は無理しちゃだめ(世界一周の旅路より)Noriaki SANTO 2022/11/07
旅の重さと荷造り(世界一周の旅路より)Noriaki SANTO 2022/11/08
なぜ世界一周の旅に出ようと思いついたのか(世界一周の旅路より)Noriaki SANTO 2022/11/08
Deep Purple英国4公演(世界一周の旅路より)Noriaki SANTO 2022/11/16
世界一周航空券~Star Allianceの場合(世界一周の旅路より)Noriaki SANTO 2022/11/28
カレンダー期間中の記事一覧は以下からご覧いただけます。最後までお読みいただきありがとうございます。