#BSMAC2023 の記事になります。
BSMアドベントカレンダーは、BSMメンバーがクリスマスまでの期間中、毎日マガジン記事を投稿する企画です。BSMメンバーでない方も全て読むことができますので、クリスマスまで一緒に盛り上がりましょう!
詳細についてはこちらをお読みください。
はじめに
みなさん、こんにちは。 初めましての方もこんにちは。 店長ことフォトンエッジ(@photonedge)です。
もうbackspaceマガジン開設から4年くらい経つのでしょうか、早いものですw
このアドベントカレンダー企画も昨年に続き無事2回目がスタート、今年も参加させていただくことにしました。 この2023年、個人的にこれまで想像もつかなかった趣味の扉が開いてしまった電子楽器、主にTeenage Engineering製品をめぐる旅を振り返ってみたいと思います。
ボク自身はギターやピアノはもちろん、楽器は弾けず音楽理論も大してわからず譜面の読み書きもろくにできないど素人ですが楽しみ方は人それぞれでいいよね、ってことで生温かい目でお付き合いください。
今夜ここで Get happy !
出会いは2022年、インスタコード
インスタコードとの出会いについては、以前BSMにも記事投稿させていただきました。
このインスタコードが思った通り、もちろんうまく演奏するための練習は必要ですがあっという間にいろんな曲が弾けるようになって、この演奏に足りないのはビートじゃないかと思い購入したのが「ROLAND T-8 BEAT MACHINE AIRA COMPACT」です。 購入前に実機を技研ベースで確認できたことと価格が2万円くらいということもあって、まぁどうにかなるかなくらいの思いで手を出しました。
簡単に言うと本体下部の16個のボタンを小節として、バス、スネア、ハイハット、ハンドクラップなどをどのタイミングで鳴らすかポチポチ押していくだけです。 ROLAND T-8を手にしたのが20222年12月、いやぁこれでいろんな音色を組み合わせることが楽しくなっちゃんたんですよねw
シンセサイザーを買う!
その存在をリリース当時は瀬戸弘司さんの動画などで知って、見た目のデザインから気になっていた、でも自分にはシンセサイザーなんて無縁だろうなと思っていたTeenage Engineeringのマルチメディアシンセサイザー&シーケンサー 「OP-Z」を2023年2月に購入してしまいますw ちょっと頑張れば楽しめるようになるんじゃないかと思っちゃったワケです。
他の電子楽器メーカーや製品の知識や理解もほぼないところで、Teenage Engineeringの製品は機能満載な楽器でありながら例えばOP-Zでは縦にして持つと加速度センサーによりマイクがオンになるなどガジェット感あふれる遊び心もあって、なんかカッコいいんですよねぇ。
このOP-Zも上段の16個のボタンを小節として、ドラムやスネア、コードなどいろんな音色を打ち込んでいきます。 中段と下段のボタンは鍵盤の白鍵・黒鍵のイメージで演奏もできます。
OP-Zにはディスプレイがないのですが、慣れてくると右上のダイヤル部にあるインジケータの色や光の強さでどの機能をどのくらい調整しているかがわかるようになってきます。 また専用のアプリも用意されていてディスプレイを見て使う時もレスポンスがよく、このあたりのUIもよくできています。
さらにOP-Zの楽しさは、作ったパターンをつなげて演奏しながらその場で強力なエフェクトを追加する12種類もの「パンチインエフェクト」にもあってこれは文字ではなかなか伝えづらいところですが、ちょっとしたDJ気分でライブパフォーマンスできてるような気になりますw
この街のクレイジー・ミッドナイト・カンガルー
ここまできて勘違いも含めてなんだかシンセサイザー使えそうだぞと思って次はメロディだと、鍵盤的なものがあったほうがいいんじゃないかとOP-1 fieldを2023年5月に買いました。
もうこのあたりからTeenage Engineering熱が上がりっぱなしになっていますw ひとりぼっちのドアを knock knock knock !
OP-1 fieldは前モデルOP-1から100以上ものアップデートがおこなわれたシンセサイザー、サンプラー、ドラムマシンですが、この製品はテープレコーダーだと感じています。 いろいろなシンセエンジンなどを駆使して音を作り、それを4トラックのテープに書き出してパフォーマンスする、そんなイメージです。 またその書き出すテープも4つのスタイルがあって、それぞれ記録した音の感じも異なったものになります。
Teenage Engineeringの製品には不思議とFMラジオ機能がついているものがあります。 このOP-1 fieldにもあってどう使うんだろと考えて、野球中継の実況放送を入力にしてボコーダーを通した機械的な音声にして演奏と合わせてみたらちょっとオシャレな感じになりましたw あとは普通にサンプリングしたりして楽しむんだと思います。
次はメロディだと鍵盤を手にしたところで何かがカッコよく弾けるわけではないので、そこはアルペジオ機能などのシーケンサーにお任せしていい感じを探っています。
ただ、インスタコードからちょっと楽器が使えるようになってきた感覚を持った時にコード理論などYouTube動画や書籍などで調べてみたりするようになりました。 ちょっと弾けてる感覚で理論を聞くとなんとなく理解が進んでいるような気にもなります。 まぁど素人ですので、ゆっくり勉強しますw
答えはいつも ミステリー
ここまで購入したOP-ZとOP-1 fieldで遊んでいたところで、YouTubeでPocket Operatorがメーカーサイトのストアから消えてディスコンになる!? みたいな動画が上がっていて、買えなくなるんだったら1つくらいは持っておいたほうがいいんじゃないかとまた発熱してしまい、たまたまamazonで20%オフクーポン付きだったこともあってPO-33 K.O!(ノックアウト!)を2023年7月に購入しました。
結局は製品ラインナップの整理と価格改定だったのが購入後にわかりましたが、まぁ安価に購入できてよかったですw
このPocket Operatorシリーズは基盤剥き出しな感じの製品で、背面に単4乾電池2本を取り付けて使います。 Teenage Engineeringの製品は総じてそんな感じですが、本体にスピーカーがついていてそれだけでその場で音を出して楽しむことができます。
このPO-33を含むPocket Operatorシリーズもこの小ささでスピーカーが実装されていて、そこそこの音量が出ます。 IN/OUTの3.5mmジャックと合わせて本体右上にあるマイクを使って思い立ったその時に録音もできたり、ちょっとした集まりでサッと出して音を鳴らして楽しむPO-33はお手軽サンプラーです。 個人的に本体だけで音が出せるって結構大事なことなんじゃないかと思っています。
さらにライブパフォーマンスを楽しくするのは、15種類ものエフェクト(FX)です。 ループやスクラッチ、リバースなどOP-Zのパンチインエフェクト同様にやり始めると止まらなくなりますw
2023年最後に強烈なパンチ!
2023年11月18日、Teenage Engineeringのサイトにティザー広告のようなアニメーションが現れました。 YouTubeでのある動画ではなにかのアプリケーションじゃないかとコメントしてる人もいましたが、それにしても引っ張り方が派手だなとかいろいろな想像で期待を膨らませていました。
さらに当日「15:00 CET」とサイト表示が時刻情報に更新され、日本時間は何時なんだよ!と思いつつその時を待ちました。
そこで発表されたのが、新しくEPシリーズと銘打たれたサンプラー「EP-133 K.O. II」でした。
電子楽器にモハメド・アリ、スウェーデンの会社なのにカタカナで「サンプラー」、デザイン... 詳細はよくわからないところで、とりあえず欲しい! もういろいろノックアウトですw
なんとなく気付いた方もいるかもしれませんが、製品のネーミング「K.O. II」となっているそのK.O. 初代は先に紹介したPocket Operator PO-33です。
発表後に即予約注文できるようになっていたのですが、メーカーサイトはアクセス殺到でダウンしたとか、ボクは国内代理店のサイトから発表の2時間後くらいに予約注文したのですがその2日後くらいには予約すらできない状況になっていて、代理店からの「予想をはるかに上回る数の注文をいただいており...」のような案内メールが届いたり、国内発売日の12月7日の初回出荷分を逃したかもと思っていました...
まぁ納品まで気長に待つかぁと思っていたところに代理店から製品出荷のお知らせメールが届き、12月7日の発売日に「EP-133 K.O. II」を手にすることができました!
このEP-133はUSB-Cポートを使った給電も可能ですが、本体に内蔵するのは単4乾電池4本です。 充電池を内蔵せず乾電池駆動にしているところもPocket Operatorを意識したようなスペックで、K.O. II なんだかニヤリとしてしまいますw
この記事を書いているのはK.O. IIが届いて1週間足らずなのでまだまだなんとなく使い方がわかったくらいで、先行レビュアーのYouTube動画でチュートリアルなどを見ていますがK.O! のバージョンが1つ上がっただけとは思えないくらいの機能満載っぷりに圧倒されています。
K.O. IIにもK.O! と同じようにエフェクト機能がついていて、今回は感圧パッドに対応した「パンチインFX 2.0」とバージョンアップ、これもライブパフォーマンスが楽しくなる、やめられない止まらないものになっています。
街に出ようぜ Baby !
ここまで取り留めなく、勢いのまま書いてしまいました。 冒頭にも書きましたが楽器を演奏するとか買うとか全く無縁だと思ってたところで2023年のこの流れに、こんなに楽しいのかと感じたボク自身も驚いていますw
これからもグルドンやBSMのみなさんとお会いする機会は少なくないと思います。 まだまだど素人ですが、少しずつ練習して遊んでそれっぽく弾けてる感じを見せられることを楽しみにしています。 あ、ドリカフェ開催時にはコーヒー淹れますよw
では、また!
クリスマスまであと10日。
カレンダー期間中の記事一覧はこちらからご覧いただけます。最後までお読みいただきありがとうございました。