#BSMAC2022の記事になります。
BSMアドベントカレンダーは、BSMメンバーがクリスマスまでの期間中、毎日マガジン記事を投稿する企画です。BSMメンバーでない方も全て読むことができますので、クリスマスまで一緒に盛り上がりましょう!
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backspace.fm インターンの若林です。
現在、学生で機械工学を専攻しています。ロケット開発に携わりたいと思い機械系の学科を選んだことが、今の自分のベースとなっています。
今回は、そんな私のベースの1つとなっている宇宙について書きたいと思います。
宇宙への興味
宇宙に興味を持つようになったきっかけとして、出身地の長野が関係していると思います。"長野県は宇宙県"というほど、標高の高さやエアロゾルの少なさから星がとても明るく見える特性があります。なので望遠鏡で土星の輪や木星の縞を確認することができ、その度に感動していました。また、長野出身の油井亀美也宇宙飛行士もいることから何かと宇宙を身近な存在に感じていました。
中学時代はロケットへの興味が強く、Appleのイベントとロケットの打ち上げはリアルタイムで見ていました。親に翌朝のテレビで取り上げられたものを見れば良いじゃないかと言われる度に、「良くない!」と答えるやりとりを無限にしていました。ロケットの打ち上げは、エンジンの地鳴りのような轟音も見どころですが、エンジン数・ロケット重量等々ロケットによってエンジン点火からの加速度が違うのでその違いを見るのも面白いです。
高校時代は惑星探査機(主に火星探査機)に興味がありました。その魅力の一つは、火星ローバーから人間性を感じる事です。例えば、オポチュニティは車輪が砂丘の砂に埋まっても時間をかけてなんとか抜け出して走り続け走行距離記録を達成したり、スピリットは車輪が砂に埋まり身動きが取れないながらも静止観測を行い続け予定より6年も長く稼働するなどあらゆる困難を乗り越えていく姿に感情移入することが多いです。
現在行われている火星のサンプルリターンプロジェクトでも人間ばりのチーム連携が魅力です。1つのローバーが表土を採取しそのサンプルを地表に置いて移動し続けて、そのサンプルを別のローバーが回収し、火星打ち上げ機によって火星軌道周回船を通して火星の地表を地球へ運ぶ巧妙なチームプレイを行います。ローバー1機に出来ることに限界はあっても別々に特徴のあるもの同士で壮大な目標を達成する姿をみると自然と応援したくなります。
ちなみにそのプロジェクトの1機で稼働中のパーサヴィアランスには、私の名前が書かれたマイクロチップが載っていますw
これは申し込みをした方の名前を火星へ運ぶというキャンペーンで、1090万人の名前が書かれているそうです。火星に行った際はチップに刻まれた自分の名前を確認したいです。
宇推くりあ を推したい
宇宙系VTuberも何人かいるようですが、最近"宇推くりあ"というVTuberを知りました。今までVTuberには興味あるものの、ハマるほどではありませんでしたが、宇推くりあにはどハマりしています。
主にロケット打ち上げのライブをしていて、こんなニッチな分野で活動してくれている時点で好印象だし大好きなのですが、ライブ中の解説がとにかく濃いんです。大抵の打ち上げのライブは打ち上げ中継終了と共にライブも終わるものが多いですが、このチャンネルでは打ち上げが終わったあとに映像を戻して気になるポイントごとに解説を行います。なので1時間の打ち上げ中継だったら2時間ライブをしています。最近だとSLSに関するライブ5時間を2日間連続で行っていましたw
そして、その解説というのがガチすぎるのです。先日のイプシロンロケットの打ち上げ失敗時は、ロケット指令破壊についてJAXAの資料を使って2時間原因を考察していました。
宇推くりあ氏のライブを見ているだけでロケットや探査機などの知識がついていくのでおすすめです。
あとは、衣装に宇宙要素がこれでもかという程詰め込まれている点が面白かったですw
手首のブレスレットをOリングと意味づけするのもニッチ過ぎて完全にツボを押さえています。
HAKUTO
今注目しているイベントは、HAKURO-R(月面着陸ランダー)です。
今回HAKUTOは、ランダー(月着陸船)として複数の探査機などを運び、これが成功すると日本初の月面着陸となります。
元々HAKUTOプロジェクトは月面探査レース Google Lunar XPRIZEから始まり、ファイナリスト5チームまで残りました。2018年には機体も完成しておりロケット打ち上げを待つだけでしたが、ロケットに相乗りする予定だった他チームの中断によりHAKUTOも断念する形になりました。
恐らく今月中に打ち上げがあるので、当時から応援していたHAKUTOが夢を叶えられるよう楽しみにしています。
この記事を通して少しでも宇宙に興味を持っていただけたら嬉しいです。
という訳でアドベントカレンダー、まだまだ続くのでこれから様々な記事を読むのが楽しみです!
最後までお読みいただきありがとうございます!
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