#BSMAC2024 の記事になります。
BSMアドベントカレンダーは12月1日から25日にかけてクリスマスまでの期間をカウントダウンするカレンダーです。期間中マガジン(記事)をbackspace.fmの運営メンバーおよびBSMの会員の皆さんで毎日投稿します!詳細はこちらから。
自己紹介
こんにちは、おけけです。
写真を撮るのと見るのが趣味です、カメラとかレンズが趣味ではないはずです。フィルム時代からライカ(ライツ)を愛用しています。デジタルへの移行は確か2006年で、エプソンR-D1sが最初のデジタルカメラです(コンデジを除く)。
電車に乗りながらDiscordの配信を聞いていたら、名前を呼ばれて???バルシャークさんのご指名で今回書かせていただくことになりました。tochiさんがテーマを決めてくれたので,おんぶにだっこで本日を迎えました。
R-D1s
600万画素は2006年当時でも見劣りするスペック。価格は驚愕の25万円くらいだったと記憶しています。新製品が短いサイクルで市場に投入され、技術的進歩も激しかった頃なので、これに25万円出すのは現在M11系を買う以上に覚悟がいる行為でした。
唯一無二のMマウントのレンジファインダーデジカメ
手持ちのレンズ資産が使えるので無駄遣いしなくて済む
何より作例が好み
自分を洗脳しながら購入に至りました。
これが沼の始まりとは知らずに...
沼
「無駄使いしなくて済む」そのはずだったのですが...
レンズは増え続け、M8.2,M9とボディも増え続ける事態に。
M8/M9時代はセンサーがCCDだったこともあり、暗所に弱くISO400が常用の上限、緊急避難的にISO800という使い方をされているユーザーが多かったと思います。明るいレンズが重宝され、お金持ちはM9にNoctilux 50mm F0.95 ASPHを組み合わせるのが定番でした。このレンズは当時100万円コースで流石に買わず、比較的お手頃だったNoctilux 50mm F1.0 E58を手に入れて愛用していました。
しかし、当時50mmは狭く感じ、35mmや28mmを好んで使っていたこと。せっかくNoctiluxを持ち出しても、日中は絞り込んで使うことが多く、CMOSのM-Pを入手してからは、暗所に強くなったので、そこまで明るいレンズである必要はなく、重いこともあって使用頻度が減り手放すことに。
増えすぎた機材を整理し、沼は卒業。
この時は本気でそう思っていました。
カルマ
「沼を抜けてからが沼」そんな話を聞いたことはありましたが、自分には関係ないことだと思っていました、今年の頭までは。
「悪い友人の影響を受けるので、交友関係に注意しましょう」とはよく言ったものです。今年の頭にバルシャークさん主催の新宿フォトウォークに気軽に参加したのをきっかけに病気が再発、手放したNoctiluxと同モデルを入手したかったのですが、狂気の値上がりに対して病は軽く、小散財での小康状態でことなきを得ていました。
BSMメンバーの様子を見ていると、重症患者が多く、自分はまだ大丈夫、悪化する前に快方すると思っていました。客観的に見ると、もう手遅れだとは気付かずに。
運命
Noctilux 50mm F1.0 E60はそれほど値上がりしておらず、E58と同じレンズ構成。「E58初期型は写りが違う」とおっしゃる方もいますが、見る目がないのか、そこまで病が進行していないのか、買い戻すならE60と心に秘めていました。
これという個体に巡り会えずにいましたが、先月良さそうなNoctilux 50mm F1.0 3rd E60を発見。速攻で取り置きをお願いし、お店にお伺いできる日まで、どうするか悩む日々が続いていました。
ちょうどそのタイミングで良いオファーをいただき、転職することに。このタイミングは天命と秒速で入金、現物を見ずに購入に至りました。後悔はありません。
まとめ
Noctiluxは写りを想像しながら撮っていて楽しく、現像時に画像を見て楽しいレンズですが、万人にお勧めできるものではないと感じています。
大きく重く、価格も重くのしかかってくる。しかし、見てよし、撮ってよし、ハマる人にはどハマりする悪魔のようなレンズです。2度と手放さないと心に誓い、末長く付き合っていきたいと思います。
舌の根も乾かぬうちに、新たな欲望を告白します。
復刻Noctilux 50mm F1.2 ASPH。E60と比べると小さくて軽く常用が楽、球面レンズとは違う写り...沼は深い...
駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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