#BSMAC2023 の記事になります。
BSMアドベントカレンダーは、BSMメンバーがクリスマスまでの期間中、毎日マガジン記事を投稿する企画です。BSMメンバーでない方も全て読むことができますので、クリスマスまで一緒に盛り上がりましょう!
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こんにちはkovこふと申します。
2023年12月3日(日)に例によってDiscordを徘徊していたところ、「okitaさんからキーボードのアドベントカレンダーについて書いてみませんか?」と打診があり、今年も寄稿してみることにしました。
さて昨今注目されているキーボードについてですが詳しくは以下を一読いただけたらと思います。とても丁寧にまとめられています。
大きく分けるとキーボードのジャンルは2種類に分類されると思います、普通に買えるキーボード、自作キーボード。そんな自分は最近では両方に手を出していますが、どちらもかなり中途半端に触っている感じなのでどのようにキーボードを変遷してきたかについて書いてみようと思います。
初めてキーボードをキーボード単体として購入したのはHappy Hacking Keyboard Lite2 日本語配列<かな無刻印モデル>でした。(2012年7月)
まだ売っていますね。Amazonの購入履歴によると当時¥4,704で購入しているようです。
このキーボードはHHKBではあるのですが、お値段の安さを見てもらうと分かる通り、キー配列がHHKBなだけで入門用。なので肝心のキースイッチはメンブレン方式です。メンブレン方式は、キーキャップの下にあるシリコンのシートが基盤に触れて信号を送る仕組み。なのでメカニカルスイッチの印象とは違ってふにょふにょしているような打鍵感があります。ふにゃふにゃの打鍵感の割に、打鍵音はかちゃかちゃしている印象です。
このキーボードを使っていた影響か、打鍵の好みが少し引っ掛かりのある軽いタッチで戻す力があるものが好きになりました。残念ながら真のHHKBを触ったことがないので、 静電容量無接点方式の打鍵感がわからないのですが、今では自作キーボードの泉に入泉してしまったので今後手を出すことは無いかなぁと思っています。
次に、iMacとIBMの外付けキーボードがあったら一生デスクの前に入れる的なツイートを発見して、レノボ・ジャパン ThinkPad USB トラックポイントキーボード(日本語)を¥5,378で購入しました。(2012年1月)
半年もしないうちに、新しいキーボードに手を出しています。こちらはラップトップについているキーボードと同じ方式のものなので、ペチペチ系の打鍵感。PCの筐体が付いてない分、よりチープな感じの打鍵感だった記憶があります。幸い自分の打鍵が底打ちしないタイプだったこともあり、フィットして使えることに。赤いポッチ部分が使っていくうちにツルツルになるので何回か交換した記憶があります。なにせホームポジションから手を全く動かさずに仕事をできるのはとても便利だった記憶があります。このキーボードについては打鍵感とかそういう問題ではなくて、赤いポッチくんが本当に便利だったということ、当時の職種が営業担当で、メールでのやり取りがメインでマウス的な操作をほとんど必要としていなかったからフィットしていたのかもしれません。2016年に退職するまではしばらく新しいキーボードに触れていないことになります。
2016年に広告の世界を一度離れまして、友人と外国人むけのゲストハウスを経営する事に。宿と併設するバーの現場とデザイン業務を同時にこなす仕事だったので取り回しの良いラップトップがメインPCになりました。その際に使用していたのはMacBook Proの英字キーボードのモデルでした。2011年頃に自宅で使用するように購入したMacBook Pro 17インチを引っ張り出してきて活用。コチラもペチペチ系。英字キーボードを真剣に使うようになったのはこの辺りからです。最初は違和感があったような気がするんですが、今ではこの違和感を全く覚えていません。日本語配列キーボードが逆に無理な体になってしまっています。
紆余曲折を経て2021年頃から今の仕事を一人でするようになりまして、ゆっくりと腰を据えて仕事(キーボードw)と向き合うようになりました。この仕事用にM1のMacbook Pro13を準備したのですが、ディスプレイに接続して仕事ができる環境を整えたので、まず購入したのはMagic Keyboardのテンキー付きモデルでした、Adobeのソフトを使用するのでテンキーがあると便利なんです。ただし最近はテンキーは左手側に欲しいなと思っています。Magic Keyboardもペチペチ系の極みですが、ペンタブとかメモ帳とかとの相性がいいなと思っているので、最近ではメカニカルキーボードがメインですが必ず側に置いています。
さてようやく本題に入るあたりまでやってきましたw
2022年の暮れくらいにTwitterで発見してしまったkeyball、、、、発見した当時は自作、、、、となりましたが是非作ってみたいと思い購入に踏み切りますがブームが来た直後で購入争いに全く勝てず。地方の不便さに途方に暮れていました。
一旦ここで、keyballは諦めまして、Amazonでこんなものを発見して購入してみる事になります。
e元素メカニカルキーボード61キー
2023年3月に購入。なんとお値段¥3,899。e元素(e-yoosoと読む)。初のメカニカルキーボードです。しかも単色ですが光ます。VRchatに参戦したくドスパラでBTOパソコンを購入。このPC用に購入したキーボードですが、激安メカニカルキーボードの打鍵感に感動しました。中国の製品は値段・使用感・ビルドクオリティのバランスが自分の常識と違うのが面白いでよね。良いものも悪いものもありますが、コチラの商品はあたりだと思います。しばらく使用してみて61キーは自分には足りないという事に気がつきます。矢印キーを以外と使っていた事に気がつきます。そこで次のキーボードを購入
e元素メカニカルキーボード81キー
2023年4月に購入。ペースが速くなっています。そしてお値段¥2,687で購入しました。安い!こちらは茶軸を購入。これも値段と使用感のバランスがおかしい商品です。なんと、RGBで光まくります。Amazonのリンクではピンクになっていますが、白モデルを購入しました。なんと天板のがゴールド使用w中華感が強すぎたので、真っ白にスプレー塗装しました。お値段がこれくらいだと躊躇せずに色々できるので、貧乏性の人にはもってこい。茶軸はタクタイルで打鍵後にバウンスしてくる感じがとても気持ちいいです。
加速しているキーボード熱、この時点でもkeyball争奪戦には勝つことができず。どうしても分割キーボードが試したくなり市販しているもので、割とリーズナブルに購入できると文字を打っていたのですが、、、お値段は¥18,436でMistel BAROCCO MD770を購入。光らないモデルです。高いw実は初めて購入した高級なキーボードだった件。
初めての分割キーボード、肩が開いて肩がこりにくいという噂は本当でした。何せキーボードの間にメモ帳、トラックボール、トラックパッドなどなど色々好き放題置けるのがいいです。タイピングのお行儀が割といい方だったので、分割してタイピングに困ることはありませんでした。こちらのキーボードにはCHERRY MXの静音赤軸がついています。やはりお値段だけのことはあって筐体もしっかりとした作り、スイッチの打鍵感も良好で、職場などで使うには持ってこいのキーボードだと思います。優等生すぎてつまらないと後に思ってしまうのでが、、、wそして難点は、ホットスワップに対応していないこと、キースイッチを交換して遊ぶことができません。そこがつまらない点です。
そんなこんなでホットスワップしてみたい!という事で、e元素のキーボードに戻ります。安物なので、気軽に分解してみたところ、キースイッチが取れるまさかのホットスワップのモデルである事を発見。
ついているキースイッチはoutemuというメーカーのスイッチでした。このoutemuというメーカーなんと公式のサイトがありません。中国のメーカーである事は発見できました。そして色々と調べていると、このメーカー赤、青、茶軸以外にも色々なスイッチを作っているようです。みんな大好きAliExpressを徘徊して2種類のスイッチを購入してみました。
・Silent Lemon Switch
・Silent Peach Switch
いずれも静音仕様。Lemonがタクタイルで、Peachがリニア。そして安いwこのシリーズはルブ済(キースイッチに軽くオイルが塗布されている)で、打鍵した際の乾燥したカサッとした感じのフィーリングが全くありません。気軽にホットスワップしたい方にはオススメです。カラーも可愛くて乙女心をくすぐります。キーキャップつけるんで見えないですがw
そして遂にBSMで「だめぽさん」と出逢い、遊舎工房にてkeyballを代理購入してもらえる流れに。やっと手にいれる事ができました(自作キットを、、、)
はんだは中学生時代だかの技術の授業以来触ったことがなかったのですが、そこは流石のBSM。自作キーボードの世界を泳ぎまくっている猛者に助けていただき、あっという間に組み立てる事ができました。途中飲酒ハンダをしてランド剥がすミステイクを犯してしまい、基盤におかしな線を一本追加しているのは秘密です。リカバリできるのもいいですよね自作キーボード。
Keyball完成して喜んで使っていたのですが、自分にはキー配列が特殊過ぎたこともあり残念ながら体に合わせることができませんでした。残念。眺めて綺麗だなぁと思うオブジェになってしまっています。keyballにはDurock Blue Lotusを使っています。
重めかつクリッキーでダンプ感があります。気持ちいい音が出ます。煩いので外では使えないかなと思います。使っていて楽しいキースイッチなので、他のキーボードに移設して使用しようと思ったのですが、コチラのキースイッチは プラスチックのピンが3つ出ているタイプでして、残念ながら手持ちで他にさせるキーボードがありませんでした。残念。飛び出している両サイドの2個のピンをカットすれば他のキーボードに流用できるんですが、勿体無いお化けが現れて今はまだやっていません。そのうち新しいキーボードが生えてくると思います。
長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。キーボードの変遷を振り返ると自分の社会人人生を改めて振り返る感じがしてとても楽しい作業でした。振り返ると現状では、Magic Keyboardは外せない存在である事がわかりました。最適解を出す作業は、Appleさんさすがだと思います。全ての人にOKラインを出す、目を瞑っていても入力できるキーボード流石です。
ですが
これはメインにはならないんです。使って楽しい、思考錯誤、自分のオリジナルなどなど、キーボードの世界は人生そのものだと思います。是非最後まで読んでくださった方は自分なりのキーボードの旅振り返ってみてはいかがでしょうか?
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