■Backspace.fm「釣りオフ」第4回のしおり (ver.1.0)
第3回の開催からだいぶ期間が空いてしまいましたが、2024年5月24日(金)に第4回を開催することにいたしました。
「揃えるべき道具」や「最低限知っておくべき知識」などの基本事項については、第一回のしおりの方を参照してください。
ここでは、次回行く場所についての紹介などをメインに取り上げます。
■開催日時
2024年5月24日(金)
■開催場所
イワナセンター
群馬県沼田市利根町根利1994
電話番号 0278-54-8433
http://www7.wind.ne.jp/okutone/center/
3月~10月
平日 6:00~17:00
土・日・祭日 6:00~17:00
集合時刻自由。自由解散です。現地に直接集合して下さい。西川善司はAM6:00前後に現地に到着予定です。
前日に大雨の予報が出たときには中止します。ただし、予報が晴れだったのに、当日、小雨程度が降っていた…という場合は、雨天決行とします。
自分は多分、6:00から入っていると思います。
入漁料の詳細は公式ホームページの最下部をご覧下さい。朝からこられる方は5500円の一日券をお買い求めになる事になると思いますが、半日券、3時間券のような小刻みな入漁券も販売されています。
場所の雰囲気は、下記のボクのイワナセンター釣行記をご覧下さい。
■行き方のコツ。当日の流れ
イワナセンターの周辺は山道のため、古いカーナビですと、既に不通となってしまった変なルートの案内をすることがあります。
車載カーナビとGoogleマップのようなネット系マップアプリの併用を強くおすすめします。
そうそう、イワナセンターの近く10km圏内にはコンビニがありません。
イワナセンターの事務局内の売店にはお菓子やインスタント麺くらいは販売していますが、おやつや昼食など、各種携帯食などは事前に準備しておくことを強くおすすめします。
最寄りの国道まで到達するのは簡単ですが、イワナセンターに続く道を見逃しがちな人が多いです。近くまで来たら、下の写真のような「やや細目な山道」に入ることを意識し始めてください。「イワナセンターへようこそ」とか「いらっしゃいませ」みたいな旗が立っていることが多いです。
かなり急勾配ですが、普通の車で走れます。
3月以降ですと、積雪の心配はありません。
(12月~2月時に利用する場合は現地に問い合わせてください)
駐車場は、イワナセンターの入口を過ぎて、数十メートル坂を上った先にあります。
車を停めたらそこで必要なものを手に取って入場口に向かって坂を下りていきます。
釣り場と駐車場は離れてはいませんが、坂を上り下りするので頻繁にものを取りに行ったりするのはけっこう疲れます。何を車においていくか、何を持っていくかは、事前に思案しておいた方がいいです。
足腰が弱い方は、車を入場口で降りた方がいいでしょう。
開場時間のタイミングにそんなことはありませんが、日が上がってから来場した場合、事務所に入っても誰もいないことがあります(笑)
リヴァスポット早戸とは違い、スタッフの数が極めて少ないため(多分、2人??)、日々の仕事に追われてなのか、不在のことが多いのです。その場合は、トランシーバーだかブザーか何かがおいてあって、それを押すとスタッフが走ってきます(笑)
閉場は17:00で、この時刻を過ぎるとトイレなどの施設が利用できなくなりますので注意してください。
■イワナセンターの設備
イワナセンターの設備は管理釣り場としては平均的な充実度です。
リヴァスポット早戸は管理釣り場としてはよく出来て過ぎているため、リヴァスポット早戸と比べてしまうとホスピタリティの面では見劣りしてしまうかも知れません。
手洗い場は冷水しか出ませんし、トイレは男女で分かれていますがそれほど大きくはありません。
事務所は売店や休憩所スペースがあり、冬場はストーブが稼動しているので暖かいです。
よくカップルの女性の方が釣りに飽きて居眠りしたりしています(笑)
食堂はありません。魚の焼き場もありません。
火を起こせるようなバーベキュースペースはありません。
売店では、インスタント麺(お湯サービス)などが販売されています。
また、売店の面積の半分以上がルアー売り場となっています。
実は!! ここのイワナセンターは「管理釣り場でめっちゃ釣れる独自ルアー」がいろいろと販売されています。
何を買っていいかわからないという人、あるいは1つだけ買おうと思った人はゼロ式(RSタイプ)がお勧めです。
通販では売っていないので、釣り好きの人への「おみやげ」としてもいいかもです。
■イワナセンターのルール
数ある管理釣り場の中で、イワナセンターはルールが甘い方だとは思いますが、それでも、リヴァスポット早戸と比べれば厳しくなっています。
この部分は事前によく理解して、準備してください。
●持ち帰れる魚は最大15匹です。
ただし、30cm以上の獲物は5匹換算されます。
また、割引感のある「ペア券」を利用した場合は、2人で15匹です。
リリース主体の人はペア券を利用するのもありですね。
釣りすぎてしまった場合は、超過料金を払うことで持ち帰ることができます。
超過料金は重量売り(量り売り)となりますが、想像よりもだいぶ安いです。
大きさによりますが30cmを超える大物でも単価にして約300円くらいです。
30cm未満だと大体60円前後くらいです。
大きいのは全部とっておきたい…という人でも、それほど気にしないでOKです。
詳細はホームページをご覧下さい。
●フライフィッシングはできません。ルアー専用です。
以前は行えたようなのですがルール変更でフライは禁止となりました。
一部を除くと、比較的、足場が狭いためです。
●トリプルフック(錨針)は利用できません。
バーブレスのシングルフックを利用しなければなりません。
●一部のメーカーのルアーが使用禁止になっています
有名ブランド品は全てOKですが、無名メーカーや自作ルアーは使用禁止となっています。
詳細はホームページをどうぞ。
●釣り上げた魚を一度、陸に揚げてしまった場合、リリースするのは禁止です
長さを測ったり、写真を撮ったりする場合は、水に半身をつけたような状態で行わなければなりません。魚を砂利や泥などの乾いた陸面に置いた場合は「持ち帰り」しなければなりません。
実際のところ、多くの来場客は、けっこう、このあたりはみなさん適当にやっていますが、万が一、陸揚げした魚を川に戻す様子をスタッフに発見されると、かなり厳しい口調で注意されます(笑)
イワナはニジマスよりも表皮が弱く、皮膚の粘膜が傷つけられると死ぬ確率が増えるらしいのです。陸揚げしたあと、普通に魚籠に入れて持ち帰る場合は何も言われませんが、陸揚げして傷ついた魚を戻すと注意されるのです。
どうやら、ここのスタッフは「さかなクン」ぱりに魚愛が強く(実際、手間暇掛けて養殖した魚ですからね)、「魚が可哀想じゃないか!」みたいな感じで怒られますので、このあたりしっかりと気に留めておきましょう。
陸に長時間、揚げてしまった魚は魚籠に入れて持ち帰りましょう。
なお、一度、魚籠に入れた魚を川に戻すのもNGです。
▼イワナセンターの魅力
ここは、釣り場の名前からも分かるように、イワナがよく釣れます。
ニジマスが釣れたら「はずれ」を引いた…という感じです。
ニジマスの方が、性格的にのんびりしているので釣れやすいですから、イワナセンターでもニジマスは釣れることは釣れます。
初心者の方で「魚が釣れることをとにかく強く実感したい」という人以外は「ニジマスは釣れたらリリース」で良いと思います。
イワナは顔がワニみたいに尖っていて獰猛な顔つきをしていますが、その見た目通り、ニジマスよりもパワーがあり、掛かったときのアクションは相当に楽しいです。ニジマスのようにバシャバシャ暴れるのではなく、迫力満点のドリル泳法で逃げまくります。ちなみに下の写真は上がニジマス、下がイワナです。顔が随分と違いますよね
また、養殖場でもあるイワナセンターは、イワナと様々なマス類を掛け合わせた多様な交配種(ミックス)を開発しており、色とりどりのイワナの亜種が釣れるのが、この釣り場の最大の魅力だといえます。
釣り場には、開発された(養殖された)25種類以上のマス科が放流されており、しかも、イワナセンター自身で「ポケモンのようにレア度」を設定しています。
退場時にはスタッフから釣果の計量(匹数カウント)を受ける必要がありますが、この時、「レア度の高ヤツはどれですか」とか、魚種名のよく分からないヤツは「これは何という魚ですか」と訊いてみましょう。
レア度はホームページに掲載されているので、事前にチェックしておきましょう。
北海道に棲息するマス科の魚、オショロコマも放流されていて、僕も釣ったことがありますが、これでレア度Dです。
僕の過去の釣果の最高レア度の獲物はレア度Bのホワイトブルックトラウトです。
続いてレア度Cのタイガートラウトです。
お腹がオレンジのアークティックリバートラウト(レア度D)や、お腹が赤いブルックトラウト(レア度E)なども釣ったことがありますが、ブラウントラウト(レア度E)も含め、カラフルなマス科の魚も釣れるのでかなりポケモンチックな遊びができますよ。
下はある日のイワナセンターでの釣果ですが、計量しているのは45cmオーバーのブラウントラウトです。ちなみに上にいるお腹のオレンジのヤツはオショロコマです。
下はまた別の日のボクのイワナセンターでの釣果です。左により分けた2匹だけがニジマスで、右は全部イワナとイワナのミックスです。赤やオレンジのお腹のもいますし、体全体が紫や緑がかったやつもいますよね。
ちなみに、凄いカラフルな色のマス科の魚もちゃんと食べられます。
ここで養殖されているので寄生虫の心配はなく、お刺身でも食べられます。下の写真は2022年12月でのイワナセンターの釣果をお刺身にしたところ、「いくら」が取れました。冬期や春先にはイクラ持ちが釣れることがありますよ。
カラフルなマス科の魚はイワナセンターでは「いろもの」と呼ばれており、他の釣り場では滅多に釣れませんから人気が高いです。
ここでオフ会をする時には、大物ランキングだけでなく、レア度競争も楽しいかも知れませんね。
▼西川善司直伝!~イワナセンターの釣りポイント
イワナセンターは利根川の源流付近に流れ込む支流の渓流を造成して「流れのたまり場」を作り管理釣り場としています。
この「流れのたまり場」をイワナセンターでは「池」と読んでいます。
なので「池」といっても、渓流の雰囲気が残っています。
(とはいえ、自然渓流ほどの流れはありません)
下がイワナセンターのマップです。
マップ上では、各池が独立した「丸い池」になっていますが、実際には渓流の形で川のように互いに流れで繋がっています。
ここでの釣りオフは、「魚の持ち帰りが可能な池」を中心に行おうと思います。
よって、釣り場となるのはこのマップの下の方の1号池から9号池となります。
ちなみにZERO号池はリリース専用(釣った魚の持ち帰り不可)の池です。持ち帰りをしない方はあえてZERO号池の方で釣るのもありです。持ち帰りができない代わりに大物が多いです。
なお、イワナセンターは山の高いところにあるため、釣り場には高低差がありまして、平らな立地は1号池のみになります。
ZERO号池はリリース専用池ですがここも平らです。実際には5~9号池も釣り場としては平なのですが、そこに行くまでが急勾配となっています。
よって足腰が弱い人は、1号池か、リリース専用のZERO号池をお勧めします。
最後に、ボクなりの経験で1~9号池を解説します。
●1号池
流れがほぼないように見える池ですが、実際には、2号池以降に水を流しているため、水はかなり綺麗です。
ここは、警戒心の強い大物を放流してあり、「大物狙い」の方は絶対的に1号池をお勧めします。
60cmクラスがうようよいます。
●2~4号池
初心者向けの池という設定で、実際、ほぼニジマスしか釣れません。
初めてルアー釣りをされる方はここで経験を積むといいかもしれません。
●5~6号池
イワナセンターの代名詞的な池です。
5号池には人工の滝っぽいものがあり、ここに魚が集まっています。
「いろもの」が釣れやすく、人気が高い釣り場です。
ボクもこの2つの池に張り付くことが多いです。
下記はボクのイワナセンターの釣行動画ですが、ほとんどの景色は5~6号池になっていますので参考にしてください。
●7号池
ここも初心者向けのニジマス主体の池です。
●8号池
1号池、5-6号池を合わせたような池で、かなり水深が深く設定されています。
障害物が多く設定されていて、その陰に50 cmオーバーの大物が隠れています。
「いろもの」系も多く、釣れる魚種はバリエーション豊かなのでここも人気の池となっています。
なので、この池に張り付く人も多いです。
●9号池
リリース専用のZERO号池を除けば、一番面積の大きい池です。
大物はそれほどいないですが、よく釣れます。ニジマスが釣れやすい池ですが、実際には釣れる魚のバリエーションは豊かです。脱初心者を目指すならばここで修行を積むのもお勧めです。
池の面積が大きいので、力一杯に遠投して、長くルアーを巻くのを楽しむのもいいかもですね。
▼釣り道具について
釣り道具はレンタルがあります。1100円でルアー付きのようです。
(ボクは利用したことがありません)
ご自分で揃える方は、第一回のしおりに「釣り道具についてのアドバイス」がありますので、そちらを参考にしてください。何か分からないことがあったら西川善司に聞いて下さい。
「ルールの違い」に気を付ければ、釣り道具はリヴァスポット早戸と同じでOKです。
なお、比較的、キャスト時の後ろ方向へのフリースペースが狭く、遠投も9号池を除けば不要ですので、サオは短ければ短い方がいいです。長くても1.6mくらいでしょうか。
イワナセンターにはボクは1.5m前後の短いヤツを持っていくことが多いです。
▼質問等があれば
質問等がありましたら、コメント欄にどうぞ。