#BSMAC2023 の記事になります。
BSMアドベントカレンダーは、BSMメンバーがクリスマスまでの期間中、毎日マガジン記事を投稿する企画です。BSMメンバーでない方も全て読むことができますので、クリスマスまで一緒に盛り上がりましょう!
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みなさん、こんにちは! まつたくです.
昨年もBSMACの締めを務めさせて頂きましたが、今年も意気揚々と名乗り出たものの、さて今年はどうしようか、、、といろいろ考えたのですが、ちょうど毎年恒例となっている(なりつつある汗)「特撮の旅」を楽しんだ直後だったので、この旅をサラッと振り返る記事にしてみようかと思いました.
「特撮の旅」とは、、、
それはただただ「特撮の聖地」を楽しむ、聖地巡礼とも言える旅行をあえてそう言ってます.
ちなみに特撮の聖地とは、ウルトラシリーズの生みの親で、日本が誇る特技監督、円谷英二の生誕地の福島県須賀川市、とりわけ市内に整備された「円谷英二ミュージアム」と「須賀川特撮アーカイブセンター」などひっくるめて、僕の中で勝手にそう呼んでいます.
今年はこれに加えて現在、劇場公開中の映画「ゴジラ-1.0」の茨城県内ロケ地巡りと新宿の映画館で上映中の映画2作品の鑑賞(これらふたつは特撮か、と言われると微妙なのですが、、、汗)も行う、昨年以上に充実した旅となりました.
ちなみに今回、初日はまつたく、photonedgeさん、nicenaitoさん、okitaさんの4人、2日目からはBalsharkさん、Norimakiさん、定吉九番さんたちと合流し、総勢7名で旅を満喫しました.
「トイカメラで振り返る」とは、、、
この記事で紹介する写真のほとんどはこのカメラ「ケンコー 超小型トイデジタルカメラ DSC-PIENI II」で撮影したものです.
一応ファインダーもついているこのカメラ、なんとムービーも取れちゃうのですが、今回はスチルのみで使用.
実は今回、ミラーレス一眼、フィルムカメラ、トイカメラ、スマホ、アクションカムの5台体制で望んだのですが、せっかく持ってきたミラーレスのバッテリーが死んでいることに気が付かず、結局ただの荷物となる始末...
フィイルムカメラは予備のフィルムを持ち忘れ、実質20枚取れたかどうかぐらいとなったんですが、巻き取りの操作方法を間違えて、中でフィルムがちぎれてしまい、未だにカメラから取り出せず...
ということで、今回の記事タイトルに辿り着いたしだいです.
1日目:特撮の聖地編
聖地の玄関口である「JR須賀川駅」を降りると迎えてくれるのが、このウルトラマンのモニュメントです.鋭角的に表現された、筋肉質な身体が石のテクスチャも相まって、さらに力強く表現されているこのモニュメント.初めて見た時は全方位から何枚も写真を撮ってましたw.
そして最初の目的地である「須賀川特撮アーカイブセンター」へ.須賀川の駅から車で20分強の場所にあるので、まずここに到達するだけで、感動もひとしおです.特撮アーカイブセンターの詳細についてはこちらをご覧ください.
ざっくりといえば、日本の特撮映画やテレビ番組などで撮影に使われたミニチュアのセットやモデルなどを集め、保存管理する目的で整備された施設です.
センター内はスマートフォンのカメラでのみ写真撮影が可能なのですが、うっかり「このトイカメラでの写真撮影はOKですか?」という、いやらしい質問をし損ねてしまいました.
残念ながらここでの写真紹介はできませんが、おそらくみなさんの心に刺さるテレビで見た戦隊作品、ヒーロー作品で使われたミニチュアの収蔵品を見ることができたり、センター主催のワークショップで制作された特撮怪獣作品などの映像資料も見ることができます.
昨年に続き、2度目の訪問ですが、結果的に2時間以上滞在し、やっぱり何回きても楽しめる(誰もがそうとは断言しませんがw)場所でした.
この施設で絶対外せないのが、特撮短編映画「巨神兵東京に現る」のメイキング映像「巨神兵が東京に現れるまで」です.15分ほどの内容ですが、そこには作り手の創意工夫へのこだわりと熱意が隅々に溢れていて、関わっている人たちの凄さを痛感できるものになっています.(超感動して2回も見てしいましたw)
午前中をアーカイブセンターで過ごしたぼくたちは、午後からもうひとつの目的地である「円谷英二ミュージアム」に移動しましたが、個人的にはこのミュージアムが入っている市の複合施設「tette」がとにかく素敵な場所なので、再訪できて本当に良かったです.
tetteの1階にはウルトラマンに登場する怪獣たちが、なかなかの迫力で展示されていて、こちらも見ていて飽きません.
tetteの最上階フロアが「円谷英二ミュージアム」となっていているのですが、この施設、大部分が市の図書館であるため、円谷の生い立ちの中で関連する分野の書物なども併せて紹介されていたりします.ですから明日められた書籍を眺めて見てるだけで、あっという間に時間が過ぎてしまい、ここも本当に一日中滞在していたられる、とても居心地の良い場所です.
特撮アーカイブセンターと円谷英二ミュージアムについては昨年の様子ですが、旅メンバーでもあるphotonedgeさんがvlogを作られているので、こちらをご覧くださいw
2日目:ゴジラ-1.0茨城県内ロケ地めぐり編
2日目は須賀川から南下して栃木県の小山市から旅が始まります.
須賀川のメインストリート脇にはウルトラシリーズに登場するウルトラマンたちや怪獣の像が立ち並んでいるのですが、今回こちらには立ち止まることなく、一路須賀川駅へ!(本来なら一体ずつ舐め回すように見て写真に撮りたいところなのですが、、、)
在来線、新幹線を乗り継いで到着したのが栃木県小山市.
ここで別班と合流し、いよいよゴジラロケ地巡りの旅(時間との戦いでしたね...)のスタートです!
今回は2台のレンタカーを駆使して、県内3ヶ所+αの場所を巡ります.車はnicenaitoさん、okitaさんの運転でしたが、okitaさん運転の車に乗ったおかげ??で思わぬスポットに寄り道することもできて、車中も楽しく過ごせましたw
okitaさん、nicenaitoさん、運転ホントにお疲れ様でした!ありがとうございました!
1箇所目のロケ地は銀座の街を襲うゴジラから逃げ惑う市民を撮影したとある駐車場.今回のゴジラは基本CGによる合成がほとんどなので、撮影は最低限どのセットを組んでその背景はグリーンバックを置いた撮影なのですが、この場所を特定するのに、少し苦労しつつ、メイキング映像を見ながら、映像内に映る現存する建物を手がかりに探る、といった想定外の楽しみも味わえて「あぁ、ロケ地巡りの楽しみ方ってこういうこともあるんだなw」と感じました.
ロケ地巡りでは各所に用意されたスタンプをゲットして、県内のスタンプを全て集めると記念アイテムをゲットできたり、抽選に応募できるんですが、上の駐車場にはそんな場所が用意されておらず、そこからさらに別の場所あるスタンプスポットに辿り着き「やっとそれらしいことやってるな、」と実感できたのが下の写真ですw
2箇所目の「鹿島海軍航空隊跡」では、偶然に敷地内の現存する施設などを巡る有料ツアーのタイミングと重なり、こちらも思わぬ跡地体験も楽しむことができて、駆け足だったのが本当にもったいなかったですね.
個人的に廃墟や近代の産業遺産などはとても興味がある分野なので、ゴジラそっちのけで、いつかしっかりとリサーチしたいなと思います.
3箇所目の「筑波海軍航空隊記念館」はツアー企画時から終了時間との戦いが予想され、行く・行かないをどうするか、、、ほんとに悩んだ場所でした.
結果的に到着した時は終了時間を過ぎるか過ぎないか、、、超微妙な時間帯だったので、大慌てで中を見学しましたが、
上の写真の場所、ゴジラ対策作戦司令部として使用された部屋や病室として使用された場所など、道具類もそのまま残され、撮影時の雰囲気を感じさせてくれる演出は、やっぱりいいですね.
久しぶりにある種のリアリティを感じることができて、2回目の鑑賞時はこういった映像を思い浮かべながら、作品を楽しみたいですね.
戦争の歴史、空気を残す独特の施設、場所ですが、こういうものを守り続けるためには、本当にいろんな知恵と工夫が必要なんだ、と普段の仕事を通しながら少しはわかっているつもりでしたが、実際に現場を訪ね、関わっている人たちに間接的にでも触れることは、こういうことに少しでも貢献できるのかな、という思いを久しぶりに考える、良い機会にもなったので、今回のツアーは本当にいい意味で突発な出来事全てを良い思い出にすることができました!
このあと、3日目の「インセプション」「ダンケルク」35mmフィルム上映鑑賞編もあるのですが、話しが長々となりそうなので、これはこれでまた何かのカタチで記録したいな、と思います.
本当に、大人になってから出会った素敵な友人たちと、同じ趣味を楽しむ機会を得ることができていることに、数えきれない感謝の思いを持ちつつも、さらにこのつながりを楽しめるように、良い意味で気を使わず、来年も趣味や興味の道を歩いていきたいと思います!
唯一悔やまれるのはお土産で買ったカールを電車の網棚に忘れたこと、を書き記しておきますw
トイカメラの写真はいかがでしたでしょうか?
どうもアスペクト比がおかしいような気もしますが、思ったよりもしっかりと写っていて、もうしばらくはお出かけのお供として持ち歩けそうですw(何よりも全く邪魔になりませんから)
と、さすがにこれだけでは物足りないかな、と思いMAX GoPro 10(=Maxさんに託されたGoProです.やっとこの使い方がしっくりしてきた気がしますw)で撮り溜めたクリップでつくったムービーもお楽しみください!
カレンダー期間中の記事一覧はこちらからご覧いただけます。最後までお読みいただきありがとうございました。