#BSMAC2023 の記事になります。
BSMアドベントカレンダーは、BSMメンバーがクリスマスまでの期間中、毎日マガジン記事を投稿する企画です。BSMメンバーでない方も全て読むことができますので、クリスマスまで一緒に盛り上がりましょう!
詳細についてはこちらをお読みください。
自己紹介
Jun Otomoと申します。BSMではカメラ部Canon板の副部長、backspace.fmでは伝説のお便り職人を担っています爆
今年も散財はしましたし、素敵な出会いや新しい気付きも多くありました。感謝感謝の一年です。
そして、去年アドベントカレンダーに参加したつもりでしたが、それは間違いで、普通記事を挙げていました。もしご興味があれば↓(記事下部)
今回参加にあたり、どのようなテーマにしようか迷いました。Daveさんのような凄すぎな内容には出来ないし、田中先生に散財ネタは取られたし笑
今年は仕事を忙しくしすぎてしまったので、「仕事な一年」でした。やっぱり仕事に関係することで、皆さんの役に立ちそうな内容にしたいと思います。
注目のお薬
普段は医療従事者の端くれで、地道に地域医療に携わっています。僕が携わらせて頂く患者さんの9割は後期高齢者であり、多くのご病気、障害、症状をお持ちです。認知症の方も9割弱かと。
また、多くの方が薬を服用しており、量としても一度に10種類になる方もいます。薬は間違いなく日本の医療を支えていますし、重要なものです。国民皆保険制度は素晴らしく、ぜひ政府には、この制度を維持できるような政策を取ってほしいと思っています(マジメか!w)
皆さんもご存知かもしれませんが、今年僕が知った注目の薬を2つご紹介します。
・アルツハイマー病 新薬レカネマブ
12月20日から承認された、いわゆる認知症の薬です。今ままではアリセプトという薬がありましたが、副作用で暴力的になるなど、使いにくい薬で、実際に使っている人はぜんぜんいませんでした(現場の肌感覚)。
条件として、アミロイドβというタンパク質が溜まっている人、軽度認知症の人、わずかな脳出血などちょっと心配な副作用、二週間に一度で一年半の点滴継続が必要と、かなりハードルは高いです。
正直認知症の人は多動である場合も多く、タンパク質溜まっているかどうか調べる脳の画像診断自体ができない人多いよねっていう感じもありますが、どんどん進歩していってほしい分野です。
・不眠症 デエビゴ
2020年1月23日承認された、いわゆる睡眠薬です。オレキシン受容体拮抗薬としては二例目で、従来のベンゾジアゼピン系よりも副作用としても癖になりにくく依存性が少なく、覚醒を抑制させるため、より自然に近い睡眠作用を得られる効能があります。
副作用としては、眠気、頭痛、まめい、悪夢、疲労など
後期高齢者は、睡眠障害を抱え昼夜逆転の生活をしてしまう方も多いです。
ちなみに日本国内で承認されている薬は全てここサイトで調べられます
2025年問題
歳を重ねるということは、目にみえるところだけでなく、さまざま事柄で退行変性、加齢による老化があるということですが、医学の進歩で賄える部分は賄う姿勢が大事だと思っています。医療福祉の現場は常に人手不足で、薬にしろ、ロボットにしろ、AIにしろ、ぜひこれからも人間を助けていってほしいです。
来年は2024年。僕がこの業界に入ったときから盛んに言われてきた、「2025年問題」が始まる年まで近くなりました。2025年問題とは、日本に約800万人いるとされる「団塊の世代」(1947~1949年生まれ)が75歳以上の後期高齢者になることで起こるさまざまな問題の総称です。
つまりは、大変センシティブな内容にはなりますが、亡くなる人の数が今までで一番増えていき、病院や施設でなくご自宅で看取る方が増え、火葬場はかなりの順番待ち、その順番待ちから葬儀屋さんで掛かるドライアイス代が嵩む。
自分としては、今まで通りセンシティブな部分ということで語らない方が良いことと、今ままでよりも透明性を出して風通し良くし、情報共有した方が良いことの区別を考えた年でもありました。
少しでも皆さんの役に立てたのであれば幸いです。
マツタクさんよりも良い文章になるよう頑張りました!爆
メリークリスマス
以前書かせて頂いた記事↓
カレンダー期間中の記事一覧はこちらからご覧いただけます。最後までお読みいただきありがとうございました。