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2023/12/10

#BSMAC2023 backspaceオリジナルアパレルのできるまで By kenji904

堀江 賢司 2023/12/10

#BSMAC2023 の記事になります。

BSMアドベントカレンダーは、BSMメンバーがクリスマスまでの期間中、毎日マガジン記事を投稿する企画です。BSMメンバーでない方も全て読むことができますので、クリスマスまで一緒に盛り上がりましょう!
詳細についてはこちらをお読みください。


こんにちはKenji904です。

デジタルプリントのものづくりが好きすぎて、南青山でデジタルプリントショップHappyPrintersをやっていたり、プリントオンデマンドという受注がある毎に受注連携して個別出荷する組み込み型ものづくりサービスPrintioというサービスを運営しているスタートアップをやっています。

いい商品をつくる工場はインターネットに繋がっていない

大好きなBSMのグッズ販売で波佐見焼のマグカップがbackspace.fmグッズストアで発売され購入しました。そして購入者に発信されるグッズ制作の裏側のポッドキャストがとても興味深く、何度も聞いてしまいました。

普段、呼吸をするようにオリジナル商品の発注をしているので、忘れてしまいがちですが、工場とのやりとりには「暗黙のルール」があったりするので、工場はクリエイターさんからの問い合わせや発注に塩対応しがちです。とくに今回の波佐見焼のような工場はおそらく一番難易度が高い工場だと思いました。でも商品は圧倒的にクオリティが高く、いいものは仕上がってくるので、今回のマグカップはとてもお気に入りです。

こだわり抜くとやり取りの難易度がめっちゃ上がる

印刷物もかなりネットで頼めるようになってきていますが、インターネット通販はたった4%にも満たないので、多くの工場はメールやFAXで頼まないといけません。想像するだけでマグカップは多くの壁が立ちはだかっただろうなと思いました。

・つくりたい商品をつくれる工場を探す➝波佐見焼!絶妙な色合い
・仕様の確認や見積もりのやり取り➝売れる数がわからないけど見積りは必要
・デザイン入稿のルールを聞く➝色数や細い線はでるの?
・頼んだらいつ届くか?➝数も発注タイミングもまだ決まっていないけど。。。
・どんな納品形態でどこから発送するか?➝工場は振り分け発送してくれない
・振り分け発送をどうするか➝配送倉庫なんて契約普通はしていないですよね

ポッドキャストではまさに納品までの紆余曲折が公開されていました。普段聞くことのできない発注する人の苦労や困難が他人事ではなくなってきました

単なる名入れグッズではないオリジナル商品からつながるもの

マグカップのやり取りの大変さを聞きながら、リスナーの皆さんと作り上げるオリジナルアパレルをお手伝いしたいなという気持ちが湧き、今回お手伝いさせていただくことになりました。

今回、商品企画の立ち上げから、工場選定、加工方法の確定、出荷の手配などを通じて良いコミュニティとそれをつなぐオリジナルグッズって素敵だなと思い、せっかくなので、アドベントカレンダーに記録を残しておこうと思いました。(苦労したマグカップの方がコンテンツとしては面白いですが・・・)

1)まずはこだわりの素材選び!

つくるものはアパレルと決まっていたので、まずは素材選びから始まりました。mazzoさんとdrikinさんからアメリカでコーデュラのTシャツが売れているという話しから、コーデュラのボディを探すことになりました。

コーデュラは強度と耐久性に優れたインビスタ社のファブリックを使った商品で、綿とナイロン66でできています。当時は日本に素材がなかったので、全部別注で製造するか迷っていたところ、ちょうど日本に輸入するメーカーさんがあり、便乗することになりました。ナイスなタイミングでした。

コーデュラと並行してもう一つ、SanzaiBoyデザイン向けに、ヘビーウェイトでビックシルエットなタイプも検討しました。セレクトショップの別注も多く作っているブランドのGOATのものや、いくつか検討を進めます。帰国のタイミングがあったdrikinさんとNezumiさんとメーカーのショールームに伺ってセレクトしました。アパレルは触らないとわかりません。

2)試作を繰り返し位置や大きさを決める

日本に上陸したばかりのコーデュラのボディの在庫があまり多くなかったので、メーカーさんと交渉して入荷分の小売向けの大部分をbackspaceさん向けに確保してもらうことができました。backspaceロゴとあわせてSanzaiBoy向けのビックシルエットのボディも決まりました。

ボディが決まれば試作で大きさや位置、印刷方法を検討していきます。デザインや指示はNezumiさんがバッチリ指示をもらえ、印刷位置も明確に教えてもらえるので、とても助かります。なかなか決めるの難しいんですよね。

3)何度かの調整と印刷方法の決定

印刷位置の微調整や大きさの確認、ボディの変更など何度か試作サンプルをつくり、最終的に商品のバリエーションが決まりました。あわせて印刷方法も決まったので、それぞれの工場も確定します

・backspaceロゴ コーデュラ白・黒➝シルク印刷 
・backspaceロゴ コーデュラ白・黒➝刺繍
・SanzaiBoys ビックシルエット➝デジタルIJ印刷

そして緊張のNezumiさんの検品ですw リアルに検品の感想を見ることはあまりないので、変な汗がでます。

4)販売開始!

サンプル撮影をしてもらい、サイトに掲載してもらって発売開始です。サイトのデザインめっちゃ素敵でした。

5)販売終了したらいよいよ製造開始

販売終了して受注数も決まり、okitaさんとやり取りをしながら、ボディの手配と製造を進めていきます。今回はシルク印刷と刺繍、インクジェットと3箇所で製造しています。刺繍とシルクの写真がないのですが、デジタルプリントの様子です。

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今回はDTG(Direct To Garment)印刷というインクを直接印刷する方法でのインクジェット印刷を選びました。

最近はDTF(Direct To Film)という、フィルムに一度印刷してから転写する方法など色々種類が増えていますが、面積が多いと通気性も悪いので、デザインによって選択することが多くなりました。

6)いよいよ緊張の出荷!

生産が終わると出荷の作業になります。okitaさんからの出荷データの確認をしながら、誤配送を絶対にできない緊張感があります。

オリジナルグッズで高まるコミュニティのつながりって良いですね

オリジナルグッズが名入れグッズとして、もらっても嬉しくない安い商品にロゴが入っているだけのものではなく、コミュニティに参加しているリスナーさんの顔をみながら、どんなものが喜ばれるかを考えて企画して商品を作るという体験はとても貴重でした。

普段依頼され、納品するだけでなく、運営の皆さんがめっちゃこだわって時間をかけてつくる商品が納品されて、その商品を使いながらポッドキャストを聞くのは贅沢な時間ですね。


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