#BSMAC2023 の記事になります。
BSMアドベントカレンダーは、BSMメンバーがクリスマスまでの期間中、毎日マガジン記事を投稿する企画です。BSMメンバーでない方も全て読むことができますので、クリスマスまで一緒に盛り上がりましょう!
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こんにちは!nicenaitoと申します。BSMでは主にコンテンツ部で活動しており、映画の感想会などでポッドキャストにもちょこちょこ出させてもらってます。
タイトルのとおり、私ほぼ毎週映画館に通っており、年平均60本は劇場で映画を観ています。そんな私から「映画館に行ったことがない」「以前は行っていたけど最近は…」という方に向けて、映画館の楽しみ方を解説したいと思います。そして、少しでも映画館への興味を持ってもらい、コンテンツ部の部活で一緒に映画館へ行ければと思います。
なぜ映画館に行くのか?
近年の配信サービスの充実により2~3,000円/月もあれば、手軽に自宅や外出先などで映画を観られるようになりました。一方、映画館での鑑賞料金は値上がりしており、一般料金で2,000円程度となっています。こういう状況だと「わざわざ映画館まで行かなくてもなぁ~」と思う人も多いのではないでしょうか。自宅のテレビや音響、イスにこだわれば十分にコンテンツを楽しむことができます。
そういう時代なのに、なぜ私は映画館に通って映画を見続けているのか?それは私が映画館で「コンテンツを消費している」のではなく、「体験を買いに行っている」からです。
ここから私が映画館でどのような体験を楽しんでいるのかについて書いていきます。そのうえで、ちょっとでも映画館に興味をもってもらえればと思います!
自宅では味わえない音響と映像
せっかく映画館に行くのであればIMAXやDolby Cinema(ドルビーシネマ)で鑑賞することをオススメします。通常よりも料金は上がりますが、自宅では味わえない映画体験ができます!観る側の視点でIMAXやドルビーシネマの特徴を端的に説明すると以下のようになると思います。
種類 | 特徴 |
---|---|
IMAX | 壁いっぱいのスクリーンと大音響。迫力重視ならこれ |
ドルビーシネマ | 鮮やかな色彩と立体的な音響。画の鮮やかさや立体的な音を楽しむならこれ |
IMAXを最大限に楽しむなら、東京はグランドシネマサンシャイン池袋、大阪は 109シネマズ大阪エキスポシティにある縦18.91m×横25.849mのIMAX-GT一択になります。専用の機材で撮影された作品であれば、ほぼ正方形のスクリーンいっぱいに画面が広がっているので、圧倒的な迫力を体験できます。私自身、DUNEをグランドシネマサンシャイン池袋のIMAX-GTで鑑賞したときには、画面の圧倒的な迫力に感動したのを覚えています。通常のスクリーンとどのくらい画角が変わるか、IMAX公式サイトに動画がありますので、こちらを参考にしてください。(※現時点で動画のオッペンハイマーは日本での公開は未定です。)
IMAX-GTでなくても、通常のIMAXはイオンシネマが導入を拡大しているので、最近はアクセスしやすくなっています。まだ体験したことのない方は思い切って行ってみてください!本編上映前に流れるIMAX紹介動画を観るだけでも画と音の迫力を体験できます。
ドルビーシネマは全国10スクリーンしかないので、気軽に見に行くというのは難しいかもしれませんが、チャンスがあれば一度は体験して損はないと思います。色の鮮やかさが通常のスクリーンとは全然違いますし、特に黒色の表現が素晴らしく、こちらも本編前の紹介動画で体験できます。音響もドルビーアトモスという音が縦横無尽に空間内を移動する技術が採用されていますので、立体的に音を味わうことができます。最近ではゴジラ-1.0をドルビーシネマで鑑賞した際に、ゴジラの咆哮が上から降ってくる感覚があり、より臨場感が増していました。ドルビーシネマを導入している劇場については、ドルビー公式サイトよりご確認ください。
ゆったりと映画を楽しむ
「周りに他人がいると集中できないから家で観る派なんだよねぇ~」という方、プレミアムシートで鑑賞するというのはいかがでしょうか?隣の席ともある程度離れていますし、足元も通常席より広くなっています。TOHOシネマにはプレミア ボックス シートというものがあり、ひと席ずつ区切られているので集中して映画を観ることができます。
究極的にはプレミアムシートだけの映画館というのも出てきています。新宿の歌舞伎町タワー内にある109シネマズプレミアム新宿です。全席プレミアムシートで、ロビーでもゆったりと過ごすことができます。坂本龍一氏が監修した音響、フィルム上映設備もあり、コンテンツ部の部活でも何度か利用している劇場です。
携帯・スマホの通知をオフにして映画だけに集中できる状況をつくり、ゆったりとした座席で高品質な画面・音響で映画を見れば、映画館で鑑賞する価値が少しは分かってくるかもしれません。
予告編、エンドロールを楽しむ
映画館だと飛ばせないから嫌だという人へ、予告編、エンドロールの私なりの楽しみ方を紹介します。
まず、予告編は本編です。大事なことなのでもう一度言いますが、予告編は本編です!なぜなら本編を切り出して、ネタバレを避けつつ興味を持ってもらえるように編集されているのですから、もはや本編のディレクターズカット版と言っても過言ではありません!!というのは過言ですが、良く編集されているのは本当なので、興味を持ってみれば楽しめるはずです。一度、本編のつもりで観てみることを推奨します。ひとつくらいは自分の好みにあう映画の予告編に出会えるかと思います。
エンドロールこそスキップしたい部分だと思います。正直、私も配信で観る時はだいたいスキップしています。海外だと、映画館で観ててもほとんどの人がエンドロール中に出ていくそうです。しかし、近年ではエンドロール後におまけ映像が付いてるケースもあり、特に日本だと最後まで座って観てることが多いと思います。ただ座っているだけでは苦痛なので、私は以下のようにしてできるだけ楽しむようにしています。
- 海外の映画なら日本人がいるか探してみる
- ロケ地をチェックし、今後の聖地めぐりの参考にする
- 使用された曲をチェックし、帰りに曲を聞いて思い返す
- カメラ好きの方は撮影機材をチェックしても面白いかも
映画館でしかできない体験
スターウォーズのエピソード7を公開当時に映画館で鑑賞したときの話です。上映が始まってテーマ曲が流れ出したとき、そして上映終了後に会場から自然に拍手が起きていました。また、スパイダーマン ノーウェイホームを鑑賞していたとき、とある場面で会場のあちこちから歓声があがりました。コメディ作品を観て笑いが起こるなど、見ず知らずの他人同士でリアクションが共有できるのも映画館の醍醐味と思ってます!鑑賞後の熱量も一層高まるでしょう。
新作映画は配信になるまでタイムラグがあるので、劇場公開中に観に行くほうがネタバレを踏むリスクが比較的低いですし、知り合いと感想を共有するときも熱いうちにできます。
おわりに
ここまで映画館の楽しみ方を書いてきましたが、いかがでしょうか?
ちょっとでも興味を持って「次の週末には映画館に行こう」となってもらえれば幸いです。興味のある映画を劇場で観て、映画館を出たときに少しでも世界が違って見えれば、料金分は楽しめているはずです。まずは近所の映画館にでかけてみましょう!
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