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2022/12/03

#BSMAC2022 Pixel Watch との1ヶ月半

BSM Advent Team 2022/12/03

#BSMAC2022の記事になります。

BSMアドベントカレンダーは、BSMメンバーがクリスマスまでの期間中、毎日マガジン記事を投稿する企画です。BSMメンバーでない方も全て読むことができますので、クリスマスまで一緒に盛り上がりましょう!
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こんにちは。ryugoo(りゅうぐう)と申します。 Pixel Watch が登場して約 2 ヶ月。私が手にして 1 ヶ月半が経ちました。長らく Xiaomi の Mi Band シリーズ(現 Xiaomi Smart Band)を使ってきたのですが、Google 純正スマートウォッチが登場するということで左手首のポジションを Pixel Watch に明け渡しました。

Android Wear 時代からの再挑戦

実は Wear OS 搭載のスマートウォッチを使うのは初めてではなく、Android Wear と呼ばれていた昔には Motorola Moto 360 や Movboi TicWatch E, E2 を使っていたこともあります。これらに共通していたのは、円形ディスプレイであるということです。個人的に絶対に円形じゃないと嫌だという拘りはないのですが、円形だと外見的に主張しない感じがして好みだったりします。

しかし、Moto 360 も TicWatch も長く使うことはありませんでした。理由としては母艦となる Android 端末との親和性が微妙だったことです。もちろん Android で受け取ったプッシュ通知を確認したり、音楽プレーヤーの操作はできます。でも気がつくと母艦との接続が切れてしまっていたり、カレンダー情報の同期がズレてしまっていたりして快適とは言えないものでした。

これは 2014 〜 2018 年頃の話なので、さすがに 2022 年になり Google が Pixel ブランドで純正の端末を出すとなれば話は違うのではないか?ということで再挑戦の気持ちで Pixel Watch を入手することにしました。結果としてはかなり改善されていました!

良いところ : 使っていて気持ちがよい操作感

今は au 版の Galaxy S22 と同期させているのですが、昔のものと違って Pixel Watch との接続が途切れることはほぼありません。ごくごくまれに接続が切れていることはありますが、大抵母艦側の Bluetooth を OFF → ON すれば回復します。カレンダー情報の同期もズレを感じることがありません。

こうしたソフトウェア的な体験は基本的なことだと思いますし、もしかしたら、Apple Watch ユーザーの人からしたら何を今更と思うかもしれませんが、当たり前のことが当たり前にできるって嬉しいですね。また、画面のリフレッシュレートは公開されていないのですが、ヌルサクといった感じのさわり心地で気持ちが良いです。

Pixel Watch はハードウェア的にも良くできていると感じます。発表時は丸いディスプレイの外周部は実は極太ベゼルで画面は小さいとか、リュウズの質感が安っぽいとか私の周りでは不評だったのですが、手にしてみるとデバイスとしてバランスが良いと感じます。

Gif なのでかくかくしてますが、実際にはもっとスムーズです

確かにベゼルは太いのですが画面の表示領域は十分ですし、リュウズの操作感もいい感じです。特にリュウズを回してスクロールするときには気持ちがいいハプティックフィードバックがあるので満足感があります。あとは標準のシリコンバンドの質感がとても高いのも嬉しいです。最初はクラフトレザーバンドを注文しようかと思いましたが、結局標準のシリコンバンドを使い続けています。

デバイスのサイズ感とデザイン、バンドの質感が相まって 1 日中装着していて重さを感じないのも嬉しいです。さすがにスマートバンドほどの装着感のなさとまではいきませんが、初代 Pixel Watch として考えると十分合格ではないでしょうか?

悪いところ : Google Pay とワイヤレス充電

ここまでは良いところを書いてきましたが、残念ながら悪いところもあります。まずは Google Pay です。 Pixel Watch が発表されたとき、Felica に対応しているのかはかなり気になったポイントでした。そして日本版はどうやら対応しているらしいと分かり喜んだのもつかの間、かなり限定的な対応であることが購入後に分かりました。

様々なところで語られていますが、交通系 IC カードとしては Suica にしか対応していませんし、既存のカードの移行も面倒な形になっています。 Google Pay を使った Visa のタッチ決済も日本で一番シェアが大きいであろう三井住友カードは(現在のところ)非対応で、EPOS カードしか対応していません(デビットカードであれば Sony Bank Wallet などが対応しています)。

母艦側で Suica や三井住友カードの Visa のタッチ決済ができるため、これらが Pixel Watch で使えないのは残念ではあるのですが、ひとまずは Pixel Watch 側のソフトウェアアップデートで改善されるかもしれないことを期待することにしました。

もう 1 つの悪いところはワイヤレス充電です。

USB-C 接続の磁石でくっつくワイヤレス充電機が付属しているのですが、なんと 2022 年に発売されたデバイスでありながら Qi 非対応……。形状の問題なのかはわかりませんが、純正のワイヤレス充電機を使う必要があります。 Google StoreFitbit のオンラインストアで発売しているのですが、 3,800 円もします(なぜか Fitbit のオンラインストアでは 3,801 円)。

先日 1 泊 2 日の旅行にでかけてきたのですが、いちいちこのケーブルを持ち歩かないといけないのは地味に嫌でした。 Google Pixel にはバッテリーシェアという他の Qi 対応デバイスを充電できる機能があり、Google Pixel Buds Pro は Qi 対応なのでこの機能を使って充電できる……なんてのをヘルプページに書いてあったりします。

なのに後発の Pixel Watch は Qi 非対応というのは悪い意味で Google らしいという感じがしてしまいますね。これも次世代機に改善を期待したいところです。

まとめ : Pure Wear OS かつ丸っこい形が好きなら買い

今回は Android Wear 以来となる Wear OS 搭載のスマートウォッチ Pixel Watch を手にしての 1 ヶ月半のインプレッションを書いてみました。ウェアラブル OS の歴史として考えると watchOS よりも歴史は長いはずですが、エコシステムとしての完成度は間違いなく Apple Watch の方が良いと思います。

ただ、ようやく Pure Wear OS の体験はこういうものだというリファレンスとなる Pixel Watch が出たことで、 Android との連携やエコシステムが強化されていけば嬉しいと思うのですが、でも Google だしな……という疑念も拭えない状況ではあります(ただし、この記事では Pure Wear OS と書いていますが、Pixel Watch の Wear OS が本当に Pure / Stock なのかは分からない)。

それでもハードウェアの形としては丸っこくて腕への馴染みは良いですし、付属のシリコンバンドとの組み合わせでは軽くて長時間腕につけていても重さを感じません。通知を見る、電話を受ける、メディアを操作するといった母艦となるスマートフォンのコンパニオンデバイスとしての基本部分は信頼性が高く、昔の Android Wear 時代よりグッと良くなっているのも間違いありません。

Android ユーザーの方で、 Android との親和性が高いスマートウォッチを手にしてみたいという方、そしてこの形が気に入った方は Pixel Watch を手にして満足できるのではないでしょうか?

改善してほしい場所もたくさん気づくと思いますが、 Pixel Watch 2 が出るかどうかは、初代 Pixel Watch の売り上げ次第だとも思いますので、この製品を長く存続させていくためにも気になった方はぜひ!

Google Pixel Watch
Google で便利に。Fitbit で健康に。Google Pixel Watch は、Google と Fitbit の最高の強みを組み合わせた初のスマートウォッチです。

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