2024年の散財と発信を振り返る
    2024/12/25

    2024年の散財と発信を振り返る

    Koya Matsuo 2024/12/25

    #BSMAC2024 の記事になります。

    BSMアドベントカレンダーは12月1日から25日にかけてクリスマスまでの期間をカウントダウンするカレンダーです。期間中マガジン(記事)をbackspace.fmの運営メンバーおよびBSMの会員の皆さんで毎日投稿します!詳細はこちらから。


    2024年BSMアドベントカレンダー最後の記事となりました。

    タイトルには「2024年の散財と発信を振り返る」と書きましたが、2024年最大のトピックであろうAIについてはテクノエッジの記事で十分やった感があるので、別の切り口を考えないといかんかなあ、と。

    音楽・動画AIの進化が加速した2024年の生成AIを記事とビデオとポッドキャストで振り返る(CloseBox) | テクノエッジ TechnoEdge
    今年2024年は生成AIの、特に動画において画期的な進歩が継続して行われた年でした。この連載でもずっと追いかけてきたテーマでもあるので、特に動画生成AIについて、自分が作った動画で振り返ります。
    テクノエッジ TechnoEdge松尾公也

    買ったものについては、Apple Vision Pro、M4 Mac mini、M4 Mac MacBook Pro、そしてまだ組み立てを完成させていないELEGOO OrangeStorm Gigaが金額的に大きなものでした。3Dプリンタは物理的にも大きいし重い。

    結局、Apple Vision Pro日本版を買いました。メガネをかけたまま使えるノーズパッドも入手(CloseBox) | テクノエッジ TechnoEdge
    紆余曲折を経てApple Vision Proを買いました。
    テクノエッジ TechnoEdge松尾公也
    「史上最軽量Mac」M4 Mac miniセットを背負って外に持ち出し使ってみた結果(CloseBox) | テクノエッジ TechnoEdge
    M4 Mac miniが販売初日である11月8日に我が家に届きました。さっそく初期設定をして、翌日の「AIフェスティバル2日目」に持ち出して使ってみました。
    テクノエッジ TechnoEdge松尾公也
    ローカルマシンだけで生成AIはどこまでいける? MacBook Pro(M4 Max、128GBメモリ)を手に入れたローカルAI男子の遠吠え(2024年ベストバイ) | テクノエッジ TechnoEdge
    128GB M4 Max MacBook Pro、予約しただけで記事を書いた私ですが、ようやく届いたので、いろいろとやりたかったことを試しています。
    テクノエッジ TechnoEdge松尾公也
    高さ1メートルの立体物を印刷できる3Dプリンタが我が家にやってきた(CloseBox) | テクノエッジ TechnoEdge
    深圳の3DプリンタメーカーELEGOOが2023年12月にKickstarterで実施していたクラウドファンディングにプレッジ(出資)していたのですが、その現物が届きました。「ELEGOO OrangeStorm Giga」という製品です。
    テクノエッジ TechnoEdge松尾公也

    一方、Apple WatchはUltraのままだし、iPhoneは15 Proのままで16に移行する決断ができていません。

    しかし、これをみてください。

    AI関連のサブスクに毎月かかっている費用です。

    合計134,466円。

    前回調べたときには8万円だったのが随分と増えています。恐ろしい……。

    動画生成関連が相当圧迫していますね。

    でもまあ、仕方ない。

    そこから得られたものも大きかったからです。

    清水亮さんが運営する画像生成AIサービスMemeplexを使っていなければ、妻の写真を学習させて第一回AIアートグランプリを獲得することはなかったでしょう。

    Sunoの作曲サービスを使い、それが台北当代芸術館で作品が展示され、自費で台湾に行ったことは、10月に台湾の高雄で開催されたAIアーケードゲームの審査員として招待されたことにつながりました。

    その様子はBSM世界一周エキスパートの山藤さんが現地でレポートしてくれています。

    Sunoについては、書籍も出したので、いくぶんかは回収できていることになりますね(ただいま期間限定で少し安くなっているようですPR)。

    Amazon.co.jp: Suno AIではじめる音楽生成AI入門 eBook : 松尾公也: Kindleストア
    Amazon.co.jp: Suno AIではじめる音楽生成AI入門 eBook : 松尾公也: Kindleストア
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    そして、Sunoの書籍を読んだというテレビ朝日のディレクターから連絡があり、「ハマスカ放送部」への出演につながりました。あのいしたにまさきさんを悔しがらせた齋藤飛鳥さんとのやり取りや、「トンツカタン森本の歌」という名曲も生まれました。ハマ・オカモトさんには、トッド・ラングレンのパーカーを褒められました。

    Luma Dream Machineを使って妻の写真を動画にしたことで、テレビ取材を受けることにもなりました(羽鳥慎一モーニングショー)。この取材動画はのちに、「ビートたけしのTVタックル」でも使われています。ハマスカ放送部も含め、今年はテレビ朝日のターンでしたね。

    取材を受けたので変わったところでは、神戸新聞社がありました。3回にわたって取り上げられています。

    <AIと創造力 音楽編>(1)AIクリエーター・松尾公也さん(上)始まりは妻の死だった
    ■20秒で完成 美しいバラード
    神戸新聞NEXT

    今時の新聞取材は動画も活用することを知りました。

    そして最後のトピックは、長編ドキュメンタリーについて。

    自分を中心とした話が1時間51分も続くという、人生においてなかなかないことが起きてしまいました。

    監督は、田中裕治さん。岩井俊二監督の「キリエのうた」のVFXなどを担当されている多忙な映像作家です。

    映画『キリエのうた』舞台裏に見るマルチクリエイターの制作スタイルと今後の可能性 | VIDEO SALON.web | 映像制作・動画編集のための月刊誌ビデオサロンが運営するWebマガジン
    今でこそ企画から演出、撮影、編集までワンストップで活躍するビデオグラファーが増えてきた。大学時代に自主映画を撮
    VIDEO SALON.web | 映像制作・動画編集のための月刊誌ビデオサロンが運営するWebマガジンvsalon

    古くからのBSMメンバーの方は、地下アイドルグループWi-Fi 5とのミュージックビデオコラボのときの取りまとめ役だったUZさんとして記憶されていると思います。これ、5年も前なのか……。

    Wi-Fi-5とbackspace.fmのミュージックビデオ制作コラボが完了、受賞作品が決まりました
    この記事は、ポッドキャスト番組「backspace.fm」とそのSNSである「mstdn.guru(グルドン)」が、ガールズグループ「Wi-Fi-5」のミュージックビデオを制作したプロジェクトのその後を語るものです。
    Backstage of BackspaceKoya Matsuo
    ドキュメンタリー作品「AIで愛になる~超愛妻家・松尾公也とテクノロジーの未来」 編集後記|UZ LAND Yuji Tanaka
    12月14日16時、ドキュメンタリー作品「AIで愛になる~超愛妻家・松尾公也とテクノロジーの未来」を公開しました。 作品概要 AI技術を活用して亡くなった奥様を再現する活動で注目されている松尾公也氏。 近年、様々なメディアで注目されてきたが、奥様への愛だけでなくその裏には音楽とテクノロジーへの造詣の深さ、信念があった。 この作品では、奥様への愛だけでなく、テクノロジーと音楽がもたらす人の幸福のカタチ、各時代でキーマンとなった方々へのインタビューと共に松尾氏の半生を振り返り、現在の活動の原動力、AIテクノロジーの向かうその先、さらには死生観のあり方までを描いていくドキュメンタリー作品
    note(ノート)UZ LAND Yuji Tanaka

    このドキュメンタリーもBSMでの活動がきっかけとなっているわけです。

    人生、何がどう転ぶかわからないものですね。

    そんなUZさんは現在、Blackmagicの公認トレーナーとしても活躍していて、玄光社のビデオサロンで連載を執筆中。その連載をまとめた「DaVinci Resolve 映像制作ワークフロー」が先日出版されました。

    そこにはミュージックビデオ、ドキュメンタリーを制作する上でのノウハウ、映像作品を作る上でのヒントがたくさん埋まっています。ミュージックビデオ編はすごく参考になるテクニックが。そして、作例の一部には僕のドキュメンタリーが参照されています……。

    ドキュメンタリー「AIで愛になる」にはドリキン、清水亮さんも登場し、僕について語ってくれています。僕はそういうふうに思われていたのか、というのを確認できたのもなかなかレアな体験でした。

    個人的に楽しかったのは、大学時代からの友人である佐藤康夫くんと昔の大学跡地付近を散策しながら思い出話をしていたことです。彼はGoogle日本支社とAdSenseを立ち上げた、インターネット広告の歴史を生き抜いてきた人物で、インプレスのWeb担当者Forumというメディアで連載中。そこに僕も登場しています。

    イギリスから送られてきた謎の小包と「アップルコンピュータ」との出会い[第1部 - 第4話] | インターネット広告創世記 ~Googleが与えたインパクトから発展史を読み解く~
    アップルコンピュータの「Mac」が導入され、働き方が変化していった時代を振り返ります。
    Web担当者Forum杓谷匠(杓谷技研)

    彼とは前回のbackspace.fmをお休みして参加していたバンドサークル忘年会で、一緒にバンド演奏もしています。

    そこで流した、妻音源とりちゃん[AI]のミュージックビデオはこちらです。

    Silent Night, Holy Night.  Happy Holidays!

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