#BSMAC2024 の記事になります。
BSMアドベントカレンダーは12月1日から25日にかけてクリスマスまでの期間をカウントダウンするカレンダーです。期間中マガジン(記事)をbackspace.fmの運営メンバーおよびBSMの会員の皆さんで毎日投稿します!詳細はこちらから。
こんにちは、BSMでは色々な部に顔を出している、ミスター「いっちょかみ」のだめぽです。
BSMに所属して1年半、個人的にものすごく刺激になっており、次々と新しいことに挑戦できてこのコミュニティーに入ってよかったとつくづく思っております。
2024年各部の個人的な振り返り
早いもので2024年ももう終わりに近づいていますので、各部の私の活動の振り返りと2025年の目標を書きたいと思います。
ゲーム部
今年はAAAタイトルやFF14の拡張が密度高く発表され、やるゲームには困らない1年でした。
2025年はなんといってもモンスターハンターワイルズが発売されるので皆さん一緒にやりましょう。待ってます。
PC部(キーボードの泉)
トラックボール付きキーボードであるKeyballの原理主義者としてはKeyball39でゴールしているのですが、さらに小型のKeyball-ishを購入したり無線化を検討したりと地味に色々やってます。
2025年はKeyballを無線化したroBaを購入して組み立てたり、基盤からの自作に挑戦したいですね。
VR部
毎週水曜日と日曜日の23時からVR部で集まって勉強会や雑談やゲームをしています。
部活というかすでにライフワークになっており、完全にBSMの週2の定期オフ会になっています。
各部活動の情報収集の場としても機能しており、VR自体も進化が早くこの一年全く飽きずに楽しく活動してます。
PCやスマホからも参加可能なので、興味のある人はいつでもお声がけください。
3Dプリンター部
昨年末に3Dプリンターを購入したのですが、買ってすぐ飽きるかと思いきや今も使い続けています。2023年2024年で1番役に立った散在かと思います。
今回は3Dプリンターについて深く掘り下げた記事を書きます。
カメラ部(ライカ・アクションカム)
M11を買って1年半ほど経ちましたが1ヶ月1万枚を目標に撮影しています。
ただ、写真がわかる気配はありません。撮れば撮るほど深く難しいですね。
今年はアクションカムのInsta360Go3Sを購入し、公開はしていませんがVLog的な活動も始めています。
散財(部?)
「2024年は大きな散財はあまりしていない」と言うと嫁さんに1つ1つ買ったものを点呼されるのですが、控え目だったと思います。(たぶん)
FF14コラボのレコードプレイヤーとかロボット掃除機とかライカズミクロンC40mmのレンズとかですかね。
2025年も慎ましく控えめな散財を心がけようと思います。
旅行部
投稿はあまりしていないですが、2024年はとにかく府外へ出かけることが多かった1年でした。
まずはLSK写真展や五撮写真展でみなさんとお会いでき、普段Discordでも会話していなかった方々とお話できたのがとても良かったです。
あとは娘もFF14を始めたこともあり家族で東京のファンフェスや横浜アリーナのコンサート・名古屋のプラネタリウムへ行きました。
弊社のアイドル事業部の関係で、北海道へ旅行へ行ったり京都の観光PR大使になったことで京都に何回も行った1年でした。
他では、来年も行く予定ですが福井旅行へ行ったりと自称引きこもりではあるのですが、たくさん旅行したなーという1年でしたが、来年もおそらく出張や旅行三昧になりそうな予感です。
来年こそパリフォト行きたいと思っています。
さて、振り返りが長くなりましたが、本題の3Dプリンターについて語ります。
まだまだ3Dプリンター初心者な私が語るのも恐縮なのですが、3Dプリンターの便利さ・良さを多くの人に知ってほしいので長文になりますがお付き合いください。
3Dプリンターについて
まずはじめに、一般のご家庭で使う3Dプリンターには熱で溶かしたプラスチックフィラメントを層を重ねて造形する「積層型(FDM方式)」と液体状の樹脂等(レジン)に紫外線を照射して硬化させながら造形する「光造形型(SLA方式)」の2種類があります。
今回は比較的取り扱いが楽な積層型の3Dプリンターについて、私がよく受ける質問の回答をもとに語りたいと思います。
3Dプリンターを買うべき人は?
もはや価格的にも利便性としても一家に一台あってもいいのではないかと思うのですが、特に買ったほうが良いと思う人は...
お子さんがおられる方
子育てに使う細々したものや子供が好きなジャンルのおもちゃも作れますし、子供自身が興味をもって設計することで知育・教育にも使えます。
何よりも自分が設計したデータが30分~2時間ほどで「モノ」として出てくる感動は何事にも変えられません。
超おすすめです。
DIY勢
言うまでもなく相性がいいです。例えばラブリコやディアウォールといった2x4のDIYツールも自己責任ですが自作できDIYのコストがかなり下がります。
ガジェットやカメラ好き
ケースやカメラキャップ等の小物、マウント等自分の持ち物に合わせて作り放題です。
どの3Dプリンターを買うべき?
どの3Dプリンターを購入すれば良いかよく相談を受けるのですが、Bambu LabのP1SをAMS(フィラメントを自動供給する機械。4色入ります。)付きで購入するのがおすすめと言っています。
おすすめする理由として、Bambu Labの3Dプリンターは現状他社のものと比べて安定性やコストパフォーマンス・トータルバランスにおいて頭ひとつ抜けており、情報を発信している方もBambu Labの3Dプリンターを使われている方が多く、ネットワーク効果やエコシステムが形成されている(ケーススタディが多い)ことが大きいです。
予算や置き場所がない場合は、同じくBambu LabのA1 mini が安いタイミングだと3万円で買えるのでおすすめですが、エンクロージャー(周りの囲い)があったほうが温度的に安定しますし、匂いや排気が気になる方もフィルターをつける等の対策がしやすいです。
また、湿気に弱いフィラメントの保存や色の交換は手間がかかるのですがAMSがあると全くそのあたりを気にする必要がなく、まさしく「電子レンジ」(家電)感覚で使えるので予算があればP1SのAMS付きをおすすめしている次第です。
(最近では材料を入れる必要が無い分電子レンジ以上に楽だと思ってます)
あと、3Dプリンターは自由に市販のフィラメントを買って使えるのですが、それぞれ適正な温度等の設定をする必要があります。
Bambu Labはフィラメントも発売しており、そのフィラメントには非接触のICタグがついていて、AMSを使うと乗せるだけで自動でフィラメントの種類を判別して設定をしてくれる点もとても便利で初心者にも優しい設計になっています。
こんな感じで多くの人にP1Sを激推しして買わせていますが、Bambu Labからは1円ももらってません。(なんかください)
実際どれぐらい使うの?
私は2023年のクリスマスにP1SをAMS付きで購入し丁度1年が経ちました。価格は17万円ほどだったと思います。(今ではセールだと15万円ほどで買えます)
購入前、嫁さんからは「ゴミを作るゴミを買うな」とかなり反対されましたが、押し切りました。
(というか勝手に買ってサンタさんが持ってきたと言い張りました。)
自分でも「少し使ったら使わなくなると思うけど、経験として買っておきたい」と思っておりましたが、1年経った今でも月平均で毎日2つずつはプリントしており、自分でも使用頻度の高さに驚いています。
今は嫁さんから「調味料を置く台を作れ」「体重計を立てる台を作れ」「ポケットティッシュを入れる箱を作れ」等のご依頼をいただくことが多く、「いやー3Dプリンター便利やわー」などと言っており手のひらクルックル~なのに驚いています。
実際の印刷物の例を挙げると
- 有孔ボードの代わり(multiboardシリーズ)
-
棚の整理(Gridfinityシリーズ)
-
カメラ関係
-
自作キーボード関係
-
生活雑貨
一例ですがこんな感じです。
自分でモデリングするのハードル高くない?
多くのものはすでに無料で公開されている3Dデータがあるので、検索してダウロードして印刷するだけです。
モデルが公開されていないものは、自分で設計することになるのですが、
例えば私も使っているOnshapeという3DCADソフトはWEB(ブラウザ)ベースで動き、ソフトのインストールすら必要なく、作ったモデルが公開になるという条件はありますが無料で使え、かなり高性能です。
無料で利用しているユーザーのものが公開されるということは、逆に言えば他の無料ユーザーのモデルも公開されており、検索してコピーして使い回せるのでそこも大きな利点です。
ソフトを使いこなす難易度に関しては個人差がありますが、3Dのソフトを扱うことやデザイン関係が苦手な私でもOnshapeは1~2日で割と使えるようになり簡単なものが作れるようになりました。
Onshapeを使うはじめの一歩として、ドリキンさんとバスケさんの動画がとしてものすごく勉強になったのでおすすめです。
また各種機能の細かな説明はM-CAD Channelが参考になりました。
他にも20年を経て最近バージョン1.0のリリースがされた無料のFreeCADもおすすめです。
プリント難しいし失敗するんでしょ?
こちらもP1Sを利用した体験にはなるのですが、失敗は20回印刷して1回あるかないかといった感じです。失敗の理由も造形物を取り忘れて次のプリントを開始してしまったり、蓋を開けっ放しにして温度が低かったり、モデリングが悪く印刷途中で倒れたりとヒューマンエラーがほとんどです。
P1Sはキャリブレーション(調整)も自動で毎回やってくれるので個人的にはほぼ失敗が無い印象です。
100円均一とか市販の商品でよくない?
これ、よく言われます。
確かに100円均一のほうが安くてきれいな商品の場合も多く、100円均一の商品で良いものは素直に100円均一の商品を買って使ってますが、3Dプリンターで作成するメリットとしては
- 指定したピッタリのサイズのものが作れる。
- 上と同じ事ですが自分の用途や仕様にあったカスタマイズができる。(例えばガジェットケースに自分が使っているTypeCのケーブルに合う穴を開ける等)
- 必要なものを買いに行く必要がなく、必要な数だけ割とすぐ手に入る
- 印刷しても100円より安いことが多い。(小物は材料費数円~数十円で作れます。大体1g2円計算で作れます。)
先日も自分の電動昇降の机と壁との間の17cm幅に入る隙間家具を探していたのですが、棚が3万円ほどだったので「これmultiboardでよくね?」となりプリントして設置しました。
下の写真にあるボードと棚含めた全部で大体フィラメントを1ロール(1Kg)使ったので2500円ほどで作成・設置できました。
さいごに
このような感じでいい事ずくめな3Dプリンターですが、購入を検討される方はBSMの3Dプリンター部でお待ちしておりますので、是非お声がけください。
Onshapeのモデリングの仕方やスライサーの使い方設定方法等、まだまだ初心者ですが私のわかる範囲であればサポートしますし、必要であれば勉強会をしても良いかなと思います。
また、3Dプリンターで出力しないとどうしても手に入らないものがあれば、モデルのデータを3Dプリンター部のDiscordチャンネルで送っていただければ誰かが印刷して送りつけてくれます。(たぶん)
BSMに入られてない方はまずはBSMに入りましょう!
とりとめのない長文になりましたが、お付き合いいただきありがとうございます。
2024年も残すところあと僅かとなりましたが、BSMのお陰でとても充実した1年になりました。2025年は更に新しいことに挑戦していき、さらにいっちょかみ力を伸ばそうと思いますので、皆様今後ともよろしくお願い致します。
ちなみに来年は、また懲りずに新しい法人やプロジェクトを2つほど起こす予定で、今からとても楽しみにしています。
詳細が決まり軌道にのればまたお披露目いたします。
P.S
TOPのAIイラストはRabbitR1で自宅の3Dプリンターを撮影して自動生成されたものを使用しています。
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