BSMアドベントカレンダーとは?
こんにちはドリキンです。久々にテキスト記事を書くので緊張しております。
今年もやってまいりました!Backspace.fm恒例のアドベントカレンダーの季節です。BSMアドベントカレンダーでは、12月1日から25日まで、Backspaceマガジン(以後BSM)メンバーが執筆した記事を公開していきます。日替わりで登場する多彩なテーマが、テクノロジー好きやガジェット愛好家の心をくすぐること間違いなし。今年はその記念すべき1日目をドリキンが担当します!
今回の記事のテーマについて
さて、今年のアドベントカレンダーでは、私自身の2024年を振り返る形で記事を書いていきます。今年は、何といってもライカが僕のカメラ・写真ライフの中心でした。総額〇〇〇万円(後述)の散財という驚きの数字が示す通り、ライカに夢中になりながら、文字通り365日、一日5枚の写真を五撮としてSNSに公開、写真集を作ったり、パリフォトに参加したり写真家としての成長を実感できた1年だったと思います。
この記事では、2024年に購入したライカ機材の紹介、そして今年の活動をYouTubeの動画を見ながら振り返ります。これからライカに興味を持っている方や、写真を始めたいと考えている方にも、何かしらのヒントやインスピレーションをお届けできれば嬉しいです。
2024年に散財したライカ機材
今年はライカ熱が一気に加速(暴走)し、結果としてカメラボディーを2台、ライカレンズを6本散財してしまいました😅
ここではそのリストを一挙にご紹介します。我ながらプロ散財家という言葉がぴったりだなと思いました。。。でも、どのアイテムも僕の撮影体験を格上げしてくれる大切なパートナーです。
2024年に購入したライカ機材一覧
種類 |
機材名 |
参考価格(換算額: 1ドル=150円として計算) |
カメラ1 |
Leica SL3 |
¥1,100,000 |
カメラ2 |
Leica M11-D |
¥1,540,000 |
レンズ1 |
Leica Summilux-M 35mm f/1.4 Steel Rim |
¥1,100,000 |
レンズ2 |
Leica Super-Elmar-M 21mm f/3.4 ASPH. |
¥528,000 |
レンズ3 |
Leica Summicron-C 40mm f/2 |
$820 → ¥123,000 |
レンズ4 |
Leica Tri-Elmar-M 16-18-21mm f/4 ASPH. |
$2,900 → ¥435,000 |
レンズ5 |
Leica Summilux-SL 35mm f/1.4 ASPH. |
¥715,000 |
レンズ6 |
Leica Super APO-Summicron-SL 21mm f/2 ASPH. |
¥1,045,000 |
散財額の総計
上のリストは2024年だけで購入したライカ製品一覧です。価格はあくまでも参考価格です。2024年12月現在のライカストアでの価格や、中古レンズに関しては、購入時のレシートを参考に記載してみました。SL3などはパリで購入して免税されてたりするのであくまでも参考程度に、実際に僕が購入した価格とは異なります。
正直に言えば、散財額の計算はプロ散財家として絶対にやってはいけないことでした。今までは総額を計算するのが怖くて、見て見ぬふりをしてきたんです(汗)。しかし今回、この記事を書くために勇気を振り絞り、ついに計算してみることに…。その結果、出てきた数字は驚愕の6,586,000円。見た瞬間は冷や汗ものですが、振り返ってみると、我が散財に一片の悔いなしです!(爆)
ライカは道具としてだけでなく、人の繋がりや、価値観の更新、人生そのものを豊かにしてくれる存在だと実感しました。散財は痛いけれど、その価値は十分にあったと胸を張って言えます…。
ライカと散財小説で振り返る2024年
1月:LSK Day1の大成功
正直これが今年の出来事であることが信じられないのですが、1月にLSKとして初めての写真展Day1を行いました。ここで初めて映画監督の岩井俊二監督とお会いしたり、カズさん、つねさんがメンバーに加わったりしました。あの時は矢沢隆則さんが怖くて対談でめちゃくちゃビビってたことをよく覚えています😅
3月:瀬戸弘司さんのLeica M11購入
実はLSK Day1で帰国した時に、ちょっとだけ瀬戸さんにお会いする時間があって、その時にM11をさりげなく(?)自慢していたのですが、その後もYouTubeなどを通じてちょこちょことやり取りをしていたらなんと瀬戸さんがM11を購入されていて思わずアンサー動画を撮ってしまいました。次回、瀬戸さんに会える時にはM11で撮った写真を見せてもらったり、その後の感想なども聞いてみたいなと思っています。
3月:サンフランシスコのライカストア訪問
サンフランシスコの写真家お友達フェリックスと共にサンフランシスコのライカストアを訪れ、当時発売されたばかりのLeica SL3を見にいきました。そこでフェリックスにサンフランシスコの写真家の友人を紹介していただき、貴重な交流が生まれました。
4月:LSK Day2写真展開催
Day1からたったの3ヶ月後にDay2写真展を開催!ここら辺から怒涛のLSK活動が始まっています。Day2では新メンバーのカズさん、つねさんも参加して西田さん、石井さんを含めたメンバー4人として写真展を開催。初めて自分の写真を購入してもらえた記念すべき写真展でもあります。LSKメンバー+矢沢さん、ふぁらおさんとフォトウォークできたこともとても記憶に残ってます。矢沢さんがめちゃくちゃ優しい兄貴であることをこの時に知りました😅
KAZUYAさんもこの時初めてお会いして、めちゃくちゃイケメン、イケボイスに感動しました。そしてこの時に小池玄さんもLSKメンバーに加わりました。
あ、そうだ、この時の岩井俊二監督のお話を聞いてSigma FP-Lを買ったり、スチールリムも散財してましたね。。。
6月:ドリキン的バースデーレンズ
西田航さんが自分の生まれ年と同じ年に生産されたレンズをバースデーレンズと呼んでいたのがとても印象的で、自分にも誕生日年のレンズがないかなと探したところであったのがLeica Summicron-C 40mm f/2でした。中古で購入し、一本目は74年製で、1年違いだったのですが、後日さらに別の中古を購入。これが75年製のまさにバースデーレンズでした。このレンズは今でもお気に入りで、この直後のパリや、年末のパリフォトでもM11に常に装着して、M11のメインレンズとしてめちゃくちゃお気に入りの一本になっています。
6月:2度目のパリ、SL3との出会い
去年の年末に人生初のパリに行って、気づいたら12ヶ月の間に3回もパリに行くくらいパリにハマってしまったのですが、6月のパリ旅が2回目でした。ここで宿泊先の近くにあるライカストアで店長さんと運命的な出会い。そして全く視野に入れていなかったLeica SL3とSummilux-SL 35mm f/1.4を購入してしまいました。しかしこれが年末のパリフォト旅に続くきっかけにもなり、SL3に特別な思い出となんとかしてこのカメラを使いこなしたいというモチベーションも生まれました。この記事を書いている年末の今、この当時よりかなりSL3を使えるようになって来ているとは思いますが、まだまだポテンシャルの高いカメラなので、今後もじっくりと使い倒していきたいなと考えています。
7月:五撮始動
実はLSK Day2の時に西田航さんからドリキンさん個人の写真集を作りませんか?という打診をいただいていて、その時二つ返事で「やります!」とお答えさせていただいていたのですが、ついに具体的に五撮プロジェクトが動き出したのが7月でした。
8月:カズさんとのサンフランシスコで再会
これまた思い出深い出来事でしたが、カズさんがイベントに参加するためにサンフランシスコに来られたのですが、その忙しい合間を縫って我が家に遊びに来てくれました!短い時間でしたが、カズさん、エリちゃんさん、ネズミさんと4人でサンフランシスコの街をサイクリングしたり、フェリービルディングで牡蠣を食べたり、めちゃくちゃ楽しかったです。
10月:五撮 vol.1の発売と写真展の成功からのM11-D散財
7月に本格始動したドリキン個人の写真集プロジェクト『五撮 vol.1』がいよいよ完成し、日本に戻るタイミングで写真展を開催しました。短い期間でしたが、週末には整理券を配って2時間30分待ちとなる、写真展では前代未聞といわれた大盛況となりました。写真集は完売し、今回は多くの方々にプリント作品を購入していただき、写真活動の成長を実感できただけでなく、多くの方に写真を喜んでいただけていることを知り、ますます写真が楽しくなりました。
また渡辺さとるさんの2B Channelスタジオにお邪魔したり、RED Komodoとライカレンズでレースシーンを撮られている写真家の柏木龍馬さんとも対談させていただき、お二人からもたくさんのインスピレーションをいただけたことも今後の写真活動の大きな宝物になりました。
11月:パリフォト旅
そして最後はまだ記憶にも新しいというか、まだパリフォトロスが抜けきれていないパリフォトの思い出です。この旅は2週間のロンドン出張からのパリフォト、そしてライカの本社があるドイツのウェツラーを経由してサンフランシスコに戻るという約1ヶ月の旅だったのですが、全ての体験が楽しすぎて一生の思い出となる旅行となりました。LSKメンバーであり、このグループでは長男・リーダー的役割の西田航さんが初めてパリフォトに写真集を出展し、まさかの最終日を待たずして写真集完売、僕自身も偶然のきっかけからロンドンのカフェに五撮を置いてもらえるなど、写真家としての活動も充実していましたが、何よりもLSKメンバー5人で過ごしたAirBnBの宿、通称LSKハウスでの共同生活が毎日楽しすぎて夢のようでした。ぜひ来年もまたパリに戻って来れるよう、2025年の写真活動も頑張りたいと心から思います。あとやっぱり散財しちゃいましたね。そんな思い出をパリフォト旅の再生リストにまとめておきます。
来年の抱負
2025年、写真活動としての最初のイベントは、何といっても『五撮 vol.2』の完成です。昨年末に訪れたロンドンとパリで撮影した写真をベースに、現在ネズミさんと共同で制作を進めています。年明け早々には完成させたいと考えています。作品を手に取ってくださる方々に、写真集の楽しさやプリント作品の素晴らしさを共感していただけたら嬉しいなと思っています。
さらに、同時期には『LSK Day3の写真集』も発売予定です。こちらもパリフォト旅行での写真をベースにしていますが、LSKメンバーの写真と小池玄さんのデザインがどのような化学反応を起こすかめちゃくちゃ楽しみです。
その後、しばらくはマイペースに五撮を続けながら写真を楽しみたいと考えています。もちろん機会があればイベントやフォトウォークも行っていきたいですし、LSK活動がますます加速していくことも予想されますが、そこは無理せず、でも機を逃さずの心構えで柔軟に対応していければいいなと思っています。
あと、来年はBSMメンバーでのフォトウォークを一つの大きな目標に掲げたいなと思っています。普段はオンラインでの交流が中心ですが、実際に集まって一緒に写真を撮ることで、より一層盛り上がれると嬉しいなと考えています!
そして、これまで散々散財してきた機材に関しては……2025年こそ本気で打ち止めにする予定です!(どうか信じてください)来年は、今ある機材をフルに活用して、写真撮影に注力します。。。
さいごに
Backspace.fmについて
2024年は、運営体制の変更やコロナ明けの影響で個々の活動が活発化したこともあり、ペースがなかなか取り戻せずにスケジュールが流動的で少し慌ただしい1年だったように思います。正直なところ、こうした変化に対応する中で、精神的にプレッシャーを感じたり、空回りしてしまったと感じることもありました。ただ、改めて考えると、Backspace.fmの本来の良さは「ゆるく楽しむ」ことにあるのではないでしょうか。2025年は、肩の力を抜いてもっとリラックスしながら自分自身ももっとポッドキャストを楽しみたいと思っています。また、リスナーの皆さんに楽しんでいただけるよう、ゲスト回を増やすことも目標の一つです。新しい視点や興味深い話題を提供できる場として、これからもPodcastを進化させていきますので、ぜひお楽しみに!
リスナーの皆様のフィードバックは活動の大きな原動力になっていることを改めて実感している今日この頃でもあります。なかなかフィードバックが難しいのがPodcastの難点ですが、XやYouTube、Discord何でもいいので、感想など思ったことを沢山フィードバックしてもらえると嬉しいです!
BSMについて
おかげさまで、BSMは来年で6周年を迎えます。この活動が続けられているのは、ひとえにメンバーの皆さんのおかげです。本当にありがとうございます!これからもコミュニティをさらに盛り上げるために、思いついたことは結果を恐れず、どんどんチャレンジしていきたいと思っています。BSMは型に囚われることなく、楽しいことをどんどん自由に試せる場であり続けたいと考えています。そんな環境を大切にしながら、より多くの人にとって魅力的な場を目指していきます。
さいごに
今回のアドベントカレンダーの記事を読んで「面白い!」と思った方がいらっしゃれば、ぜひSNSなどでシェアしていただけると嬉しいです。これらの記事は一般公開されており、BSやBSMの輪を広げるきっかけにしたいと考えています。より多くの方々に読んでいただき、興味を持ってもらえるよう、皆さんの力をお借りできれば幸いです!
P.S.
今回動画を紹介するにあたり各種再生リストを見直したのですが、もしLSK写真展などで関連動画をお持ちの方は、連絡いただければ随時再生リストに関連動画を入れさせていただきます。お気軽にご連絡ください🙇