#BSMAC2022 の記事になります。
BSMアドベントカレンダーは、BSMメンバーがクリスマスまでの期間中、毎日マガジンを投稿する企画です
あいさつ
どうも、Amazonブラックフライデーセールで勢いよくAmazonでOKと散財したら久々にKONOZAMAを食らったKeizouです。
この記事はBSM アドベントカレンダー 2022企画の7日目として書かれました。
プライム会員なのに到着まで1週間近く待たされました・・・ラストワンマイルを配送するドライバーさんの苦労を軽減するためにAIは完璧な巡回セールスマン問題への回答を示してくれないものでしょうか。
こんなこと考えたことはありませんか?
高輝度なLEDが製造されるようになり写真や映像でもLED照明が使われるのは当たり前になってきました。
ただ、特に写真の世界ではまだまだスロトボが主流であります。
当然ながらLED照明とストロボでは光量が全く違い、LED照明がいくら高輝度になったからと言ってストロボへ太刀打ちできていません。
それが野外の昼間ともなると違いは明白であると言われ、カメラ系雑誌やYouTube動画などを見ていても野外での写真撮影はストロボが主流です。
でもやっぱり、瞬間光たるストロボと定常光たるLED照明では 「素人目線だと撮影時の状態が確認できる定常光LED照明を野外の昼間でも使えたら便利だなぁ」 なんて考えてしまうわけです。
調査してみると・・・あれれ?
定常光LED照明を野外でも使う方法を調べると実に面白いことがわかりました。
「定常光LED照明を野外の昼間で利用することを試している人がほとんど居ないじゃん!」
いや、理由はわかります。
どうせストロボの光量にLED照明は太刀打ちできるわけないんだから、そもそも最初から試す必要がないという判断でほとんどの人は試していないのです。
これ、多くの先人の仰る通りだとは思うのですが1つの疑問が浮かびます。
「ストロボと比較するからダメなんじゃないの?実際にLED照明はどこまで使えるの?」
素人目線で考えるとストロボが最適なのは納得行く話ですが「LED照明がどこまで使えるのか?」が知りたいわけです。
じゃあ試して情報を公開している人がほとんど居ないのであれば自分でやってやろう!というのが今回の趣旨です。
Aputure Amaran 200X
そこでAmazonブラックフライデーセールも控えていることですし色々と照明を探っていたのですが、ガチ機材を検討し始めると1200ワット照明とか存在するんですね。
ただ、価格が物凄いわけで50万円以上しますし野外で試しに買うには正直言って無理。
1200ワットとか野外で電源どうするんだって問題もあります。アマチュア規模じゃ現実的ではない。半分の600ワット照明でも25万円くらいします。
現実的な部分を色々と検討しているとアマチュア規模ですと大体200ワット照明が最適解なのではないか?という結論に達しました。
そこで今回散財させていただいたのが 「Aputure Amaran 200X」 です。
Aputure Amaran 200シリーズには2種類あり、色温度を調整できる今回入手したAputure Amaran 200 X と、色温度が5600K固定のAputure Amaran 200 D が存在します。
色温度が5600K固定なAputure Amaran 200 D は扱いにくい印象を持ちますが、Aputure Amaran 200 X よりも高輝度なので、色温度調整を捨てても輝度を重視したい人に向きます。
今回自分は色温度調整をしたかったので輝度は劣りますがAputure Amaran 200 X にしました。
実際の操作方法などはYouTubeに一杯レビューがあるのでそちらをどうぞw
Aputure Light Dome Mini II
照明を使用する場合は光を柔らかくするためのディフューザーを使用することがあります。
パキッとした影を求めるのであれば必要ないですが、結局いつか欲しくなるのでAputure Amaran 200Xとともに 「Aputure Light Dome Mini II」 を散財しました。
Aputure Amaran 200Xは照明アクセサリマウント規格のデファクトスタンダードであるBowensマウントに対応しており、Aputure Light Dome Mini IIもBowensマウントなので素直に取り付けられます。
Aputure Light Dome Mini IIは非常に展開および収納がしやすく、そこそこ軽量なので初めて使った瞬間から非常に良いディフューザーだなと感じました。
GRECELL 500W
続いてAputure Amaran 200Xを野外で駆動させるための電源です。
Aputure Amaran 200Xは200ワット出力なので対応できるスペックとして検討した結果 「GRECELL 500W」 を散財しました。
決め手はAputure Amaran 200Xを2基駆動できることと素直に四角な筐体形状ですね。
最近の大型モバイルバッテリーはオシャレ感をイメージしてか不可思議な筐体形状が増えているので、オシャレ感のある筐体形状はぶっちゃけ非常に収納しにくいw
あぁちなみにAputure Amaran 200Xが2基駆動と書きましたが本当に全く同じものを2基散財してますw
実際に試してみたところしっかりと2基駆動できることを確認しています。2基を200ワットの100%出力駆動させると1時間くらいでフルバッテリーが空になってしまいますが2基を200ワットの100%出力で1時間連続的に駆動はさせないと思うので2基使用時の体感はもう少し長いと思われます。
さぁ野外の昼間で定常光200ワットLED照明チャレンジだ!
今回は定常光200ワットLED照明の実力を見るために1基だけの運用としました。
諸事情により照明スタンドがまだ届いていないので公園の木に引っ掛けて使用します。
早速ですが先ずは「照明ナシ」の状態から見てみましょう。
定常光200ワットLED照明の実力を測るため、あえて顔が暗くなる逆光というシチュエーションを選択しました。NDフィルターもなしで絞り優先オートです。
何も考えずに普通に撮ればこんなもんでしょうっていう見慣れた出来ですね。
では続いて、お待ちかねの「照明アリ」の状態です。
変化がわかりにくかったら嫌だなと思ってAputure Amaran 200Xの色温度をちょっと暖色よりに振ったんですが、コレは想像以上に変化があるのでは!?
色温度がちょっと暖色よりのためかコントラストが上がったように見えますし、そもそも顔が照明ナシよりも明るいです。
目にはキャッチライトが入ってますし意外や意外、定常光200ワットLED照明は野外の昼間でも健闘するという結果になってしまいました!
もちろんストロボよりも光量は少ないですが定常光200ワットLED照明ですよコレ?個人的には前評判よりも明るい印象を受けます。
流石に真夏のカンカン照りまでは対応できないでしょうが定常光200ワットLED照明が無いよりは有ったほうが良いといえる程度には明るいです。
しかも、アドベントカレンダーの存在を失念していたため、インターンシップの子たちに悪いと思って準備なく急遽試してみた結果がコレです(アドベントカレンダーに気付いてから、記事内容を考え撮影し記事を書くまで5時間で仕上げたw)。
しっかりと計画立てて調整準備するともっと良くなるはずで、本気で野外の昼間はストロボしか使えないと思いこんでいたので意外すぎる結果。1基だけでコレは嬉しい誤算。
プロの現場ならば600ワットや1200ワットのLED照明を導入できるでしょうから更に明るくできる可能性があり、このままLED照明の高輝度化および小型化が進むとYoutubeなどのアマチュアビデオクリエイターが野外昼間に照明をガンガン焚くという世界線が来てしまうかも知れません。
動画撮影などの際、昼間野外で明るさへちょっと不安あるときに定常光200ワットLED照明は意外と役立つ可能性が見えてきました。しかも更にもう1基使えるわけですから凄いです。
これは自分でも想定外の興味深く面白い結果となってしまいました!
オマケ COLBOR CL60
実は照明に3基目がございまして 「COLBOR CL60」 という定常光65ワットLED照明を散財してますw
YouTubeでも結構話題になっている照明でして、Aputure Amaran 200Xを散財するついでに人柱をやってみようと思った次第です。
照明を探しているときCOLBOR CL60を目にしましてBackspace.fmリスナーやグルドン民に最適な照明なんじゃないか?とスペックを見て感じたんですね。
COLBOR CL60の一番最初のメリットは とにかく小さいこと です。
驚くなかれ、みんな大好きPeak DesignのEVERY DAY BACKPACK 30Lに収納が可能!
COLBOR CL60付属の収納ポーチが本当にEVERY DAY BACKPACK 30Lにスッポリ収まっちゃうんですね。
ちなみについでなのでCOLBOR CL60の紹介画像はすべてAputure Amaran 200XとAputure Light Dome Mini IIでテキトーに照らしてます。
収納ポーチの中身はこんな感じで、COLBOR CL60本体とBowensマウント規格のリフレクターフード、電源アダプタが収まっています。
手に持つとこんなに小さいんです。
「65ワットだし電源アダプタが結構大きいなぁ」と感じたそこのアナタ!これを見てくださいよ!
COLBOR CL60の 2つ目のメリットは給電がUSB-C PD なんです!
付属の電源アダプタはUSB-C PDの90ワットのものでしたので、つまりAppleだと96ワットのUSB-C電源アダプタ、AnkerであればGaNPrime 100ワット以上の製品でも駆動するものと思われます(COLBOR CL60の消費電力は公称80ワット、65ワットの点光源LED群を採用している)。
しかも80ワットを出力できるUSB-C PD電源でなくとも80ワットの100%駆動ができないだけで低出力USB-C PD電源でも75%駆動とか50%駆動させると使えます。
ただ、低出力USB-C PD電源使用時の注意点が1つだけあって、COLBOR CL60は賢いので前回使用した明るさを電源を落としても記憶します。
低出力USB-C PD電源使用しているときに出力の容量を超えるとCOLBOR CL60は激しく明滅をし、更に出力を上げると最終的には喪失してシステムダウンします。
COLBOR CL60は賢いので 前回使用した明るさを電源を落としても記憶するため手元に低出力USB-C PD電源しか無い状態でシステムダウンさせると再駆動できなくなる のです。
再び低出力USB-C PD電源でCOLBOR CL60を駆動するには一旦80ワット以上を出力できるUSB-C PD電源で駆動させ、明るさを下げないといけないので低出力USB-C PD電源で使用する際は注意が必要です。
低出力USB-C PD電源でCOLBOR CL60を使用する際は注意が必要ですが、Bowensマウント規格のリフレクターフードを付けてもこのサイズ感は本当に良いですよね!小さいのは正義!
室内使用であれば明るさが十分ですし、色温度も調整できますし、非常にファンノイズも小さいですし、筐体にレールが備えてあって複数のCOLBOR CL60を繋げられるっていうのも面白い機能があったりしますし、そもそも凄く安いので、テレワークなどのビデオチャットの際に照明が欲しいなぁなんて考えている方は検討してみてはいかがでしょう?
それでは長くなってしまいましたが「200ワット出力のLED照明って野外で使えるの?」「意外と使えた!」のご報告記事でした。
最後までお読みいただきありがとうございます!
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